比較社会文化論

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 比較社会文化論
科目番号 0174 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 国際ビジネス学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書は新たに指定しない。これまで使用した歴史Ⅰ・歴史Ⅱの教科書と資料集を継続使用する。
『新詳世界史B』帝国書院(検定教科書)
『最新世界史図説 タペストリー』帝国書院
担当教員 横田 数弘

到達目標

歴史的手法や比較文化論的手法を用いて、日本社会を論じてみたい(日本論・日本社会論・日本文化論)。前半では、主に宗教を題材にしながら、社会や政治や経済について、議論してみたい。後半では、日本を論じた文献を読み進めていき、日本社会や日本文化についての考察を深められたら、と思料している。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1宗教や日本社会論に関する知識を深めることができ、幅広い視野を具備し、みずからの人文的社会的資質を向上させることができた。宗教や日本社会論に関する知識を把握し、自分なりに人文的社会的資質を向上させようとした。宗教や日本社会論に関する知識を獲得することが不十分であった。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
宗教や日本社会論(や日本文化論など)を学ぶ科目である。加えて、前近代と近現代以降の歴史的比較、日本と西洋社会などとの比較文化論的考察も行っていく。
授業の進め方・方法:
関連する論考を精読し、それを講義形式で解説していく。履修者が少数の場合は、必要に応じて、ディスカッションを行うこととしたい。また、社会情勢の変化を受け、必要に応じてシラバスを変更する可能性もある。
注意点:
成績評価については、課題レポート①が30点満点、課題レポート②が30点満点、学年末試験が40点満点で、計100点で採点を行う。後期中間試験は実施しない。上記2つの課題レポートの提出と学年末試験受検は、単位認定の必須要件である。なお、評価が60点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス(シラバスの説明) 「比較社会文化論」をはじめるにあたって
2週 宗教総論Ⅰ 宗教とは何か
3週 宗教総論Ⅱ 人生と宗教(生と病と死)
宗教の果たす役割
4週 一神教・啓典の宗教1 契約思想(旧約聖書の思想)
西洋の源流とは
5週 一神教・啓典の宗教Ⅱ ユダヤ教
6週 一神教・啓典の宗教Ⅲ キリスト教
7週 一神教・啓典の宗教Ⅵ イスラーム教
8週 中間試験は実施しない ※中間試験が始まる前に課題レポート①を提出してもらう(課題レポート提出は単位認定の必須要件である
4thQ
9週 日本に関わりの深い思想・宗教Ⅰ 日本らしさとは
10週 日本に関わりの深い思想・宗教Ⅱ 儒教
11週 日本に関わりの深い思想・宗教Ⅲ 仏教
12週 日本に関わりの深い思想・宗教Ⅳ 神道
13週 日本論・日本社会論・日本文化論を考察するⅠ 論考を読む(加藤周一や森嶋道夫ほか)
14週 日本論・日本社会論・日本文化論を考察するⅡ 論考を読む(ロナルド・ドーアやドナルド・キーンほか)
15週 学年末試験 授業全体の学習の確認
16週 成績確認 成績の確認と「振り返り」
※課題レポート②を1月以降に提出してもらう(課題レポート②の提出は単位認定の必須要件である)

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合40000600100
基礎的能力1000020030
専門的能力1000020030
分野横断的能力2000020040