到達目標
歴史的手法や比較文化論的手法を用いて、日本社会を論じてみたい(日本論・日本社会論・日本文化論)。前半では、主に宗教を題材にしながら、社会や政治や経済について、議論してみたい。後半では、日本を論じた文献を読み進めていき、日本社会や日本文化についての考察を深められたら、と思料している。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 宗教や日本社会論に関する知識を深めることができ、幅広い視野を具備し、みずからの人文的社会的資質を向上させることができた。 | 宗教や日本社会論に関する知識を把握し、自分なりに人文的社会的資質を向上させようとした。 | 宗教や日本社会論に関する知識を獲得することが不十分であった。 |
評価項目2 | | | |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
宗教や日本社会論(や日本文化論など)を学ぶ科目である。加えて、前近代と近現代以降の歴史的比較、日本と西洋社会などとの比較文化論的考察も行っていく。
授業の進め方・方法:
関連する論考を精読し、それを講義形式で解説していく。履修者が少数の場合は、必要に応じて、ディスカッションを行うこととしたい。また、社会情勢の変化を受け、必要に応じてシラバスを変更する可能性もある。
注意点:
成績評価については、課題レポート①が30点満点、課題レポート②が30点満点、学年末試験が40点満点で、計100点で採点を行う。後期中間試験は実施しない。上記2つの課題レポートの提出と学年末試験受検は、単位認定の必須要件である。なお、評価が60点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス(シラバスの説明) |
「比較社会文化論」をはじめるにあたって
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2週 |
宗教総論Ⅰ |
宗教とは何か
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3週 |
宗教総論Ⅱ |
人生と宗教(生と病と死) 宗教の果たす役割
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4週 |
一神教・啓典の宗教1 |
契約思想(旧約聖書の思想) 西洋の源流とは
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5週 |
一神教・啓典の宗教Ⅱ |
ユダヤ教
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6週 |
一神教・啓典の宗教Ⅲ |
キリスト教
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7週 |
一神教・啓典の宗教Ⅵ |
イスラーム教
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8週 |
中間試験は実施しない |
※中間試験が始まる前に課題レポート①を提出してもらう(課題レポート提出は単位認定の必須要件である
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4thQ |
9週 |
日本に関わりの深い思想・宗教Ⅰ |
日本らしさとは
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10週 |
日本に関わりの深い思想・宗教Ⅱ |
儒教
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11週 |
日本に関わりの深い思想・宗教Ⅲ |
仏教
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12週 |
日本に関わりの深い思想・宗教Ⅳ |
神道
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13週 |
日本論・日本社会論・日本文化論を考察するⅠ |
論考を読む(加藤周一や森嶋道夫ほか)
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14週 |
日本論・日本社会論・日本文化論を考察するⅡ |
論考を読む(ロナルド・ドーアやドナルド・キーンほか)
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15週 |
学年末試験 |
授業全体の学習の確認
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16週 |
成績確認 |
成績の確認と「振り返り」 ※課題レポート②を1月以降に提出してもらう(課題レポート②の提出は単位認定の必須要件である)
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 0 | 0 | 0 | 60 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 10 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 30 |
専門的能力 | 10 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 30 |
分野横断的能力 | 20 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 40 |