雇用関係法Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 雇用関係法Ⅱ
科目番号 0184 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 国際ビジネス学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 浜村彰,唐津博ほか著『ベーシック労働法第8版』(有斐閣,2020年)
担当教員 松原 義弘

到達目標

1.休む時間・安全快適に働くことの法ルールの概要について説明できる。
2.働くことをやめることについての法ルールを説明できる。
3.職場における平等・雇用形態の多様化に関する法ルールについて説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1休む時間・安全快適に働くことの法ルールの概要について正しく理解し,詳しく説明することができる。休む時間・安全快適に働くことの法ルールの概要について説明できる。休む時間・安全快適に働くことの法ルールの概要について説明できない。
評価項目2働くことをやめることについての法ルールを正しく理解し,関連判例を含めて詳しく説明できる。働くことをやめることについての法ルールを説明できる。働くことをやめることについての法ルールを説明できない。
評価項目3職場における平等・雇用形態の多様化に関する法ルールについて正しく理解し,関連判例を含めて詳しく説明できる。職場における平等・雇用形態の多様化に関する法ルールについて説明できる。職場における平等・雇用形態の多様化に関する法ルールについて説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
学習目標(授業のねらい)
・目標:ビジネスパーソンとして身につけておきたい雇用関係に関する法の基礎的知識の習得をめざす。
・概要:雇用関係法の基礎的内容を学習する。できるだけ実際の雇用の場面における諸問題と法規定とを照らし合わせながら,学習を進めたい。
授業の進め方・方法:
教員単独による講義を実施する。
注意点:
・試験の成績を100%として評価する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス,休む時間(1) 休憩と休日に関する法ルール,年次有給休暇について説明できる。
2週 休む時間(2) さまざまな休業・休暇(労基法によるもの,育児介護休業法によるものなど)について説明できる。
3週 安全・快適に働く(1) 労働安全衛生法のあらまし,安全衛生管理体制について説明できる。
4週 安全・快適に働く(2) 労働災害補償のしくみ,業務上災害と通勤災害,労災と民事訴訟について説明できる。
5週 働くことをやめる(1) 労働関係の終了と法ルール,定年制,解雇の法ルールについて説明できる。
6週 働くことをやめる(2) 整理解雇の法ルール,退職時の法ルールについて説明できる。
7週 職場における平等(1) 職場における平等法ルール,労基法における女性労働者保護について説明できる。
8週 職場における平等(2) 男女雇用機会均等法のしくみについて説明できる。
4thQ
9週 雇用形態の多様化と法
(1)
典型労働者と非典型労働者,パートタイム労働法について説明できる。
10週 雇用形態の多様化と法
(2)
労働者派遣法のしくみについて説明できる。
11週 障害のある人の雇用 障害者雇用促進法の概要について説明できる。
12週 高齢者雇用 高年齢者雇用安定法の概要について説明できる。
13週 労使自治と労働者代表制 私的自治と労使自治,労使交渉システムについて説明できる。
14週 労使トラブルを解決するしくみ 労使トラブルのタイプと解決システム,労働委員会について説明できる。
15週 期末試験 第1~14週の学習内容の理解度を測る。
16週 成績評価・確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力600000060
専門的能力300000030
分野横断的能力100000010