国際ビジネス論Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 国際ビジネス論Ⅱ
科目番号 0191 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 国際ビジネス学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 毎回配布するプリントを中心として進める。
担当教員 邢 雪歌

到達目標

国際貿易論における基礎となる諸概念を理解できる。国際貿易のメカニズムおよび経済に与える影響について説明できる。関税など基本的な貿易政策の概念と効果を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1国際貿易論における基礎となる諸概念を理解でき、かつ発展的に思考できる。国際貿易論における基礎となる諸概念を理解できる。国際貿易論における基礎となる諸概念を理解できない。
評価項目2国際貿易のメカニズムおよび経済に与える影響について説明でき、かつ発展的に思考できる。国際貿易のメカニズムおよび経済に与える影響について説明できる。国際貿易のメカニズムおよび経済に与える影響について説明できない。
評価項目3関税など基本的な貿易政策の概念と効果を説明でき、かつ発展的に思考できる。関税など基本的な貿易政策の概念と効果を説明できる。関税など基本的な貿易政策の概念と効果を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
この科目は,、国際経済学の視点から、初学者を対象にして国際貿易に関する基礎理論や政策について分かりやすく説明する。インターネットやテレビなどで国際貿易に関する内容を目にしたとき、自分の考えで論理的に分析する力を身に付けることを目指す。
授業の進め方・方法:
講義形式行うが、理解を深めるため、学生―教員間の双方向的な講義内容としたい。具体的には課題の発表を通じて行う。
注意点:
講義形式行うが、理解を深めるため、学生―教員間の双方向的な講義内容としたい。具体的には課題の発表を通じて行う。評点が60点に満たない者に対して、願い出により追認試験を行う。内容は中間・期末で60点に満たなかった範囲とする。その結果単位の修得が認められた場合の総合評点は60点とする。追認試験は本試験と同等の内容と評価で実施する。
学修単位として、I・Ⅱを合わせブラッシュアップした内容で実施する。詳しくは、初回ガイダンスで配布されるシラバスを基にした教員からの説明で、履修の意思決定を行うこと。履修レベル確認のためのプレースメントテストを行うことがある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 講義内容と進め方についてガイダンスを行う。
2週 国際貿易の仕組み1 特化の利益について学ぶ。比較優位と絶対優位の考え方を理解する。
3週 国際貿易の仕組み2 特化の利益について学ぶ。比較優位と絶対優位の考え方を理解する。
4週 国際貿易の仕組み3 貿易利益と貿易パターンについて分析できる。
5週 国際貿易の影響1 自由貿易が各国経済に与える影響が理解できる。
6週 国際貿易の影響2 保護政策が経済に与える影響を、短期と長期に分けて理解できる。
7週 国際貿易の影響3 国際貿易の所得分配に与える影響を説明できる。
8週 前半総括 レポート課題提出により知識の定着を図る。ついて理解できる。
2ndQ
9週 貿易政策1 関税・輸入割当の効果が理解できる。
10週 貿易政策2 GATTとWTOの制度と役割に関する基本概念が理解できる。
11週 国際寡占市場と貿易政策 国際寡占モデルや相互ダンピングなど基本概念が理解できる。
12週 海外直接投資 多国籍企業や直接投資の概念および影響について理解できる。
13週 国際資本移動 為替レートの決定および国際資本移動の基礎的な内容が理解できる。
14週 グループ発表1 グループ発表により習得した知識を活かし、理解を深める。
15週 グループ発表2 グループ発表により習得した知識を活かし、理解を深める。
16週 成績評価・確認/後半総括 各グループ間に相互評価をし、全体の成績評価・確認を行う。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポート課題発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合403030000100
基礎的能力10101000030
専門的能力10101000030
分野横断的能力20101000040