教養基礎

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 教養基礎
科目番号 0231 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 国際ビジネス学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 寺崎 由紀子

到達目標

メタ認識、つまり、世界の中の日本の位置、自分のおかれている立場などを考察できるようになること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1さまざまな形の国際的な「教養」を身につけている。さまざまな形の国際的な「教養」をおおよそ身につけている。さまざまな形の国際的な「教養」を身につけていない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
グローバル・リテラシーとは異文化の中で使える国際対話能力をさす。一般教養科の教師によって、さまざまな形の国際的な「教養」を身につけることを目指す。
授業の進め方・方法:
講義とインタラクティブな演習をしながら、内容理解を深めていく。15人の教師によるオムニバス形式で進める。最終的にはレポートの提出となる。少なくとも3冊の本を参考文献にして、レポートを書いてもらう。
注意点:
活発な意見を交わすことで、授業に貢献してほしい。授業貢献度も加点する。評価が60点に満たない者は,願い出により追認のレポートを提出できる。追認試験の結果,単位の修得が認められた者にあっては,その評価を60点とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 世界の中の『源氏物語』の受容と変容 日本古典文学の代表として世界的に高い評価を受ける『源氏物語』の基本的な素養を身につけ、かつその現代的な意味や世界でどのように享受されているかを検証する。(岡部)
2週 社会で活躍する女性の生活環境に関する日本と世界の比較 ママさんアスリートとして経験したことを踏まえて、社会で活躍する女性を取り巻く環境について考える。(大橋)
3週 錯体化学から見た日常生活 金属の化合物である錯体は,日常生活のさまざまなところで利用されている。そういう錯体と実生活との関わり,更には錯体と色との関係について学ぶ。(寺﨑)
4週 科学的対話の技法 簡単な自然法則を学び、その知識に基づいて実験を行う。そして、実験中の話し合いを振り返り、コミュニケーションについて考える。(大竹)
5週 地域社会の「これまで」と「これから」 富山県地域の産業の来し方を振り返り、今後の発展を展望する。(横田)
6週 アメリカから見た日本/日本から見たアメリカ ハワイ生まれのアメリカ人として経験したさまざまな出会いと国際交流の意義について語る。(モアナヌ)
7週 1+1=0?「合同式」の視点から見た世界 最も普遍的と思われる物の内の一つに「等号・等式」がある。しかし、そのような等号・等式であっても見方によっては様々な解釈が可能だ。一つの例として、普段とは異なる等号「合同式」について学ぶ。(櫻井)
8週 日常生活に潜む数の規則性 7回で学んだ合同式を用いて,万年暦の作成に挑む(河合)
2ndQ
9週 教育・スポーツにおける外国語 学校教育・スポーツ指導現場での経験から,外国語の在り方について考える(林)
10週 日中の文化・習慣の比較 上海生まれの中国人として育ち、ロシアにも留学した経験を通して、日本と中国の文化・習慣に違いについて考える。(星野)
11週 日本とロシア 近くて遠い国ロシアとの交流から未来を考える。(山本)
12週 〈日本〉の脱構築 私たちが何となく想定する〈日本〉という記号。この〈日本〉という〈いま-ここ〉を脱構築してみよう。ドメスティックな思考を揺さぶるための比較言語学・比較文化論の試み。(近藤)
13週 留学生として感じた文化と言語の違い 海外留学での失敗と成功を通して、異文化理解と言語習得について考える。(楽山)
14週 海外の大学で求められる英語力とは 英語圏への留学に必要なTOEFLiBTを知り、体験してみる。(山村)
15週 期末試験 15回の講義を聴いて、自分なりにテーマを決めて1000字程度のレポートを提出する。
16週 What is Global Literacy? With so many languages and cultures in the world, to be 100% "globally literate" seems like an impossible task. However, it is extremely easy to be "globally illiterate" and "globally ignorant". In this class, we will explore the meaning of "global literacy" and highlight its importance to Japanese students.(クーパー)

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合00020080100
基礎的能力00020080100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000