概要:
学習目標(授業のねらい) 社会科学における英文での表現力、説明力の基礎を身につけるためには、慣用的な構文の記憶のみならず、文法規則 を使って英文を創造的応用的に書く力、より効果的な英文を追求する文章構成法(レトリック)の運用力が必要となる。そのために特に重点的に扱うのは、動詞の時制の理解と区別、冠 詞と前置詞、接続詞といった「機能語」、コンマとセミコロンといったパンクチュエーション、フォーマルな表現・く だけた表現といった規則の運用力に関する内容である。以上の目標は、大学3年次編入学や外国大学への留学の準備とも なりうる。
授業の進め方・方法:
教員単独による講義及び学生の発表・演習を行なう。
注意点:
毎回、解説の理解とそれを使った練習問題からなる7ページ前後の予習が与えられる。予習所要時間は 約2時間。準備をして授業に参加すること。テキストを忘れた場合はその授業は欠課とみなす。評価が60点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることが出来る。追認試験の結果、単位の修得が認められた 者にあっては、その評価を60点とする。
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
過去完了形と過去完了進行形 |
過去完了形と過去完了進行形の意味の差異及び重複を正確 に理解し、これらと冠詞、前置詞、コンマとセミコロンを 総合的に判断して正確な英文を導くことができる。
|
2週 |
未来完了形と未来完了進行形、時制の総合問題(復習) |
未来完了形と未来完了進行形の意味の差異及び重複を正確 に理解し、これらと冠詞、前置詞、コンマとセミコロンを 総合的に判断して正確な英文を導くことができる。
|
3週 |
(代)名詞と動詞の一致(量の表現、不定名詞と不定代名 詞) |
量の表現、不定名詞と不定代名詞に関して、(代)名詞と 動詞の一致が正確に理解して選択できる。
|
4週 |
(代)名詞と動詞の一致(再帰代名詞、 some/another/the other, etc) |
再帰代名詞、及び、 some/another/the other, etc)に関 してその用法を正確に理解して、(代)名詞と動詞の一致 の観点から正確に選択することができる。
|
5週 |
等位接続詞 or, nor, for, or else 対接続詞 either ... or |
等位接続詞 or, nor, for, or else either ... or を使って正確に2文を接続させて重文を書くこ とができる。
|
6週 |
対接続詞 neither ... nor, not only ... but also (as well) |
neither ... nor, not only ... but also を使って、否定語で 始まる英文の規則も含めて正確に重文を書くことができる 。
|
7週 |
both ... and; and, but, too, so, neither, either を使った 主節の省略、及び、接続副詞(however, consequently, etc)、セミコロン、コンマ |
both ... and; and, but, too, so, neither, either、及び、 接続副詞(however, consequently, etc)、セミコロン、コンマ を使って主節 を省略したり、重文を書く用法を理解し、スムーズな英文 を書くことができる。
|
8週 |
移行語(also, in addition, etc)とセミコロン、コンマ、 及び、否定語で始まる英文 |
移行語(also, in addition, etc)の用法を正確に理解して 重文を書くことができる。否定語で始まる英文の語順の規 則を理解して正確な英文を書くことができる。
|
4thQ |
9週 |
do, did を使った単純現在形と単純過去形の強調形、及び、 否定疑問文 how come |
do, did を使った単純現在形と単純過去形の強調形の動詞句 を正しく書くことができ、この強調形を対話の中で効果的 に使うことができる。how come 使って英文で対話をする ことができる。
|
10週 |
付加疑問文(疑問か確認か)、及び、関係代名詞(主語 )、制限用法・非制限用法 |
付加疑問文の動詞・主語の形式を正確に書くことができ、 意味によって疑問か確認かを判断してイントネーションを 正しく選ぶことができる。「主語」の関係代名詞 who か that を使って制限用法・非制限用法の判断をして正しい英 文を導くことができる。
|
11週 |
関係代名詞(動詞の目的語、前置詞の目的語) |
動詞の目的語、及び、前置詞の目的語としての関係代名詞 の英文を、制限・非制限の正しい判断の上で書くことがで きる。
|
12週 |
when / where を使った関係代名詞(関係副詞)と 前置詞 +which の関係、代名詞を修飾するj関係代名詞、関係代 名詞とともに使われる all of which 等の量の表現 |
when / where を使った関係代名詞(関係副詞)と 前置詞 +which の関係、代名詞を修飾するj関係代名詞、関係代 名詞とともに使われる all of which 等の量の表現の統語上 の規則を正確に理解して、正しい英文を書くことができる 。
|
13週 |
関係代名詞節を、分詞句や同格句に縮小する |
関係代名詞節を、分詞句や同格句に縮小する用法を正確に 理解して、くどさや無駄のある英文を避けることができる 。
|
14週 |
Review |
第1週から第13週までの内容のうち、特に強調すべき箇所を再度取り上げて理解と運用力の定着を図る。
|
15週 |
期末試験 |
第1週~14週までの内容の理解度を測るために、期末試験 を行なう。
|
16週 |
答案返却、解説、授業アンケート |
|