到達目標
1.外国での生活体験を通して、言語を正確にかつ積極的に使うことの重要性を認識するとともに、その達成に努力することができる。
2.文化人類学、言語学、比較文学を通して、自分自身の文化を見つめ直す。
3.言語的コミュニケーションを軸にして主体的に生活できるようになること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
言語力 | 言語を正確にかつ積極的に使うことの重要性を認識するとともに、その達成に努力することができる。 | 言語を正確に使うことの重要性を認識し努力することができる。 | 言語を正確かつ積極的に使うことための努力しない。 |
異文化コミュニケーション | 各言語の背景にある欧米文化、とくに主語と動詞を明確にする因果関係のコミュニケーションスタイルに気づき、これを新たに構築しようと努力することができる。 | 言語の背景にある欧米文化の主語と動詞を明確にするコミュニケーションスタイルの構築することができる。 | 主語と動詞を明確にするコミュニケーションスタイルを学ぼうとしない。 |
言語的コミュニケーション | 規則、約束、期限を遵守でき、言語的コミュニケーションを軸にして主体的に生活できるようになること。 | 規則、約束、期限を遵守でき、主体的に生活できるように努力をすること。 | 言語による主体的な生活を作ろうとしない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
日本語、英語、漢文、そして環日本海言語の中国語、ロシア語、韓国語を通して、自分の文化を再認識する。偏見などを持たないように、自分の立ち位置を考え、円滑なコミュニケーションを目指す。所定のレポートと現地での学業成績や出席状況を提出して単位が付与される。
授業の進め方・方法:
アクティブラーニングで、授業貢献度も考慮する。さまざまな事例を出すことによって、日本文化や自分の学んだ言語やホームステイなどで体験した文化を考える。毎回レポートを提出させる。
注意点:
コミュニケーションのあり方を考えるので、積極的な参加が要請される。評価の方法は上記を参照のこと。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
異文化とは自分の文化以外のすべて |
異文化とは異国の文化ではない。自分自身の相対化も含めて考える。
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2週 |
日英語比較1 |
日本語と英語の表現、コミュニケーション手段の違いを考える。
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3週 |
日英語比較2 |
日本語の特徴はなにか?特殊な言語なのか?を考える。
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4週 |
NVC、パラ言語など言語以外のコミュニケーション
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しぐさで通じあえるのか?アイコンタクトは必然なのか?普遍と特殊を考える。
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5週 |
文化と身体 |
五感は世界共通なのか?普遍と特殊を考える。
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6週 |
文化と認識 |
西洋人の見方、東洋人の見方、文化が認識に与える影響を考える。
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7週 |
表象の記号論 |
世界を記号として見ること、物語や世界の読み方を考える。
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8週 |
食と文化 |
料理、悪食、タブー、テーブルマナーの文化的な違いを考える。
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2ndQ |
9週 |
社会言語学 |
コミュニケーション能力とは何か?社会と言葉の関係を考える。
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10週 |
衣装の表象 |
人間は「裸のサル」か?なぜセーラー服だったのか?
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11週 |
映画に表象された異文化 |
映画は異文化を扱う。同時に自文化のうぬぼれ鏡であることを学ぶ
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12週 |
外国に欠如する日本文化 日本に欠如する外国文化 |
花見や忘年会、日本語の「よろしく」など外国にないモノを考える。
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13週 |
世界の自然観・宗教観 |
日本だけが自然観が豊かなのだろうか?宗教とともに考える。
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14週 |
日本人論 |
日本文化や日本人は特殊なのか、日本人論を概略して現代日本を考察。
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15週 |
最終テスト |
異文化コミュニケーションで理解したことをチェックする。
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16週 |
確認とまとめ |
成績確認と学んだことのフィードバック。バントゥ語にも触れる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | レポート・発表 | 相互評価 | 出席・態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 20 | 60 | 0 | 20 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 40 | 0 | 10 | 0 | 0 | 50 |
分野横断的能力 | 20 | 20 | 0 | 10 | 0 | 0 | 50 |