機関概論A

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 機関概論A
科目番号 0001 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書指定なし.適宜資料を配布する.
担当教員 山田 圭祐

到達目標

1. ディーゼル機関の構成や作動原理について説明できる.
2. ディーゼル機関に関する整備作業について説明できる.
3. ディーゼル機関に関する計算事項について説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ディーゼル機関の構成や作動原理についてよく理解し,詳しく説明できる.ディーゼル機関の構成や作動原理について理解し,基本的な事項を説明できる.ディーゼル機関の構成や作動原理について理解が不十分であり,基本的な事項を説明できない.
評価項目2ディーゼル機関に関する作業をよく理解し,詳しく説明できる.ディーゼル機関に関する作業を理解し,基本的な事項を説明できる.ディーゼル機関に関する作業の理解が不十分であり,基本的な事項を説明できない.
評価項目3 ディーゼル機関に関する計算事項をよく理解し,詳しく説明できる. ディーゼル機関に関する計算事項を理解し,基本的な事項を説明できる. ディーゼル機関に関する計算事項の理解が不十分であり,基本的な事項を説明できない.

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
学習目標:数多くある舶用機械のうち,特にディーゼル機関を中心に扱い、構造や作動原理を学ぶ.この他に機関士の職務内容についても学び,学生自身が将来船員として働く姿を想像できるようにする.
授業の進め方・方法:
教員単独による講義を基本とし,適宜課題演習を実施する。また、学生は授業時間外にも学習(予習・復習)を行い、自ら知識を広げ深めるように努めること。
注意点:
本科目の評価点数の内訳は,試験の成績を75%(中間・期末試験の合計),ノートおよび課題の成績を25%とする.
評価が50点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる.追認試験の結果,単位の修得が認められた者にあっては,その評価を50点とする.
■船舶職員法養成施設必要履修科目 三級海技士(航海)
 運用に関する科目「五 船舶の出力装置」に1.0単位が割り振られる
■船舶職員法養成施設必要履修科目 三級海技士(機関)
 機関に関する科目「その一 イ 出力装置」に1.0単位が割り振られる。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 舶用機械の種類と役割(1) 舶用機械の役割について説明できる.
2週 舶用機械の種類と役割(2) 舶用機械の役割について説明できる.
3週 ディーゼル機関の概要 ディーゼル機関の用途や構造について説明できる.
4週 ディーゼル機関主要部の構成(1) 主要運動部品の構成について説明できる.
5週 ディーゼル機関主要部の構成(2) 機関の作動に必要な関連部品について説明できる.
6週 ディーゼル機関の作動原理(1) 4ストロークディーゼル機関の構造および作動原理について説明できる.
7週 ディーゼル機関の作動原理(2) 4ストロークディーゼル機関の構造および作動原理について説明できる.
8週 中間試験 第1週から第7週の授業内容の理解度を確認する.
2ndQ
9週 ディーゼル機関の作動原理(3) 2ストロークディーゼル機関の構造および作動原理について説明できる.
10週 内燃機関の分類 内燃機関の多様な分類方法について説明できる.
11週 ディーゼル機関の各種配管系統 ディーゼル機関の各種配管系統について説明できる.
12週 ディーゼル機関の始動方法,排出ガス ディーゼル機関の始動方法,排出ガスや環境規制について説明できる.
13週 ディーゼル機関の保守整備 ディーゼル機関の保守整備について説明できる.
14週 機関出力,燃料消費率,平均ピストン速度 ディーゼル機関に関する主要な計算ができる.
15週 期末試験 第1週~第14週の授業理解度を確認する.
16週 答案返却、解説、授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学商船系分野(機関)内燃機関学内燃機関の構造及び作動、特徴について説明できる。2前3,前4,前5
ガス交換過程について説明できる。2前6,前7,前9
内燃機関に付属する装置の種類、特徴、取扱いについて説明できる。2前11,前12,前13
燃料油の種類と特性について説明できる。2前11

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオノート・課題合計
総合評価割合75000025100
基礎的能力0000000
専門的能力75000025100
分野横断的能力0000000