航海概論A

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 航海概論A
科目番号 0005 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「航海・計器」,文部科学省著作教科書水産316,文部科学省,海文堂出版
担当教員 中谷 俊彦

到達目標

1.1海里、1ノット等の用語について説明できる。
2.位置の線や船位測定の原理を理解できる。
3.航路標識や水路図誌を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目11海里、1ノット等の用語について正しく理解し、詳しく説明できる。1海里、1ノット等の用語を説明できる。1海里、1ノット等の用語を説明できない。
評価項目2位置の線や船位測定の原理を原理を正しく理解し、詳しく説明できる。位置の線や船位測定の原理を説明できる。位置の線や船位測定の原理を説明できない。
評価項目3航路標識や水路図誌を正しく理解し、詳しく説明できる。航路標識や水路図誌を説明できる。航路標識や水路図誌を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
学習目標(授業のねらい)
航法で用いる専門用語を理解しながら、地文航法、航路標識、水路図誌等の基礎的事項について学ぶ。
授業の進め方・方法:
教員単独による講義を実施する。
事前に行う準備学習:前回の講義の復習および予習を行ってから授業に臨むこと。
(授業外学習・事前)授業内容を予習しておく。
(授業外学習・事後)授業内容に復習しておく。
注意点:
船舶職員養成施設・必要履修科目「航海に関する科目」の一部
(「航海に関する科目」15単位のうちの1単位分)
(航路標識0.3単位、水路図誌0.3単位、地文航法0.4単位)
・定期試験(約75%)と演習や提出物(約25%)により総合的に評価する。
・単位認定には50点以上の評価が必要である。評価が50点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を50点とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 授業方針、養成施設科目の意味、商船学科航海コース専門科目の系統について説明できる。
2週 位置の表し方 地球上における船の位置を表現する方法について説明できる。
3週 方位 真方位、コンパス方位、方位の読み方について説明できる。
4週 速力と航程 地球中心角、60進法、1海里、1ノットの意味について説明できる。
5週 位置の線 位置の線(L.O.P.)の意味とその種類、転移方法について説明できる。
6週 船位の決定 クロスベアリング、ランニングフィックスによる船位決定方法について説明できる。
7週 流潮航法 海潮流の影響を考え、とるべき針路と速力の考え方について説明できる。
8週 中間試験 第01週~第07週の内容の理解度を測るために、中間試験を実施する。
4thQ
9週 航路標識の種類
灯質と光達距離
浮標式の概要、灯質記号とその意味、光達距離について説明できる。
10週 側面標識と方位標識 水源、右舷標識、左舷標識、方位標識について説明できる。
11週 電波標識と音響標識 電波を利用する標識、音響による標識について説明できる。
12週 水路図誌の分類 水路図誌目録、水路図誌の種類と内容について説明できる。
13週 水路書誌 水路書誌の種類と内容について説明できる。
14週 海図の種類
海図図式
海図の図法、海図の種類について説明できる。
15週 期末試験 第09週~第14週の内容の理解度を測るために、期末試験を実施する。
16週 答案返却、解説、授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学商船系分野(航海)地文航法海図に記載されている海図図式や航路標識を説明できる。4後14
水路書誌を利用して、航海に必要な情報を収集することができる。4後12,後13
航路標識の種類と名称、意味を説明できる。4後9,後10,後11
船位測定に用いる方法の種類とその特徴を説明できる。4後5
交差方位法・レーダ等により船位を求めることができる。4後6

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合75000025100
基礎的能力100000010
専門的能力6500002590
分野横断的能力0000000