総合国語ⅠA2

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 総合国語ⅠA2
科目番号 0007 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「現代の国語」(大修館書店)
担当教員 久保 陽子

到達目標

この授業では論理的な文章を正確に解釈できることを目指す。また自分の意見を効果的に書いたり話したりする技能を養う。義務教育レベルの漢字・語句の復習をしつつ、高等学校レベルの学修を進める。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1論理的な文章を正確に解読することができる。論理的な文章をある程度、正確に理解することができる。論理的な文章を正確に解読することができない。
評価項目2文章を理解し、自分の考えを効果的に書いたり話したりできる。文章を理解し、自分の考えを書いたり話したりできる。文章を理解し、自分の考えを書いたり話したりできない。
評価項目3漢字や語句などの基礎的な知識を十分に身につけている。漢字や語句などの基礎的な知識をある程度、身につけている。漢字や語句などの基礎的な知識を身につけていない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
論理的な文章を論理的かつ客観的に解読・解釈できることを目指す。自分の意見を書く、話す練習を通して、他者と関わる方法を学ぶ。また、義務教育レベルの漢字・語句の復習をしつつ、高等学校レベルの学修を進める。
授業の進め方・方法:
基本的には講義形式だが、グループワークやプレゼンテーションも行う。
事前に行う準備学習:前回の講義の復習および予習を行ってから授業に臨むこと。
(授業外学習・事前)授業内容を予習しておく。
(授業外学習・事後)授業内容に関する課題を解く。
注意点:
◆関連科目
内容の関連:総合国語IA1・総合国語IB
コミュニケーション能力:外国語・保健体育
人間の探求と複眼的思考:歴史・政治経済
◆受講する皆さんへのメッセージ:
・学生の積極的な参加、発言、介入を期待している。
・双方向のやりとりを増やし、理解の定着を目指す。
・理解度を確認し進めるため、シラバスの若干の変更はあり得る。
・的確な板書を心がけ、ノートをとる時間を確保する。
・ 本科目では、50点以上の評価で単位を認定する。評価が50点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を50点とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 オリエンテーション 国語科の学習目標を共有する。
2週 論理的な文章の読解1ー1
-要点をつかむ
全体を音読し、段落分けをすることができる。
3週 論理的な文章の読解1-2
-要点をつかむ
各段落の細部を検証し、語句や論旨を捉えることができる。
4週 論理的な文章の読解1-3
-要点をつかむ
全体の構造を理解し、結論や要旨を捉えることができる。
5週 論理的な文章の読解2ー1
-的確に伝える
全体を音読し、段落分けをすることができる。
6週 論理的な文章の読解2ー2
-的確に伝える
各段落の細部を検証し、語句や論旨を捉えることができる。
7週 論理的な文章の読解2ー3
-的確に伝える
全体の構造を理解し、結論や要旨を捉えることができる。
8週 中間試験 これまでの学習の定着を図る。
4thQ
9週 論理的な文章の読解3ー1
-意見を示す
全体を音読し、段落分けをすることができる。
10週 論理的な文章の読解3ー2
-意見を示す
各段落の細部を検証し、語句や論旨を捉えることができる。
11週 論理的な文章の読解3ー3
-意見を示す
全体の構造を理解し、結論や要旨を捉えることができる。
12週 発展学習1
-魅力的に伝える
これまでの学習を発展させ、応用力を養う。
13週 発展学習2
-魅力的に伝える
これまでの学習を発展させ、応用力を養う。
14週 発展学習3
-魅力的に伝える
これまでの学習を発展させ、応用力を養う。
15週 期末試験 これまでの学習の定着を図る。
16週 復習 これまでの学習の復習を行う。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3
複数の情報を整理・構造化できる。3
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3
目標の実現に向けて計画ができる。3
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3
法令やルールを遵守した行動をとれる。3
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力70000030100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000