総合国語ⅠB

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 総合国語ⅠB
科目番号 0008 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「言語文化」(大修館書店)
担当教員 岡部 寛子,久保 陽子

到達目標

内容・構成・展開など叙述に即して的確に捉える。作品に表れるものの見方、感じ方、考え方をとらえ、内容を解釈する。古文や漢文の表現に触れ、日本文化・文学への理解を深めるとともに、言語文化について自分自身の考えを持ち、論理的に発表したり、書いたりすることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1義務教育レベルの漢字を読み書きできる。義務教育レベルの漢字を8割以上読み書きできる。義務教育レベルの漢字を8割以上読み書きできない。
評価項目2古文・漢文を含め文学作品を読解することが十分できる。古文・漢文を含め文学作品を読解することがある程度できる。古文・漢文を含め文学作品を読解することができない。
評価項目3作品に対する考察が十分にでき、それを自分の言葉できちんと表現できる。作品に対する考察ができ、それを自分の言葉で表現できる。作品に対する考察ができず、それを自分の言葉で表現できない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
古典を含む文学的な文章を扱いながら、国語の総合力を養っていく。作品の読解を通して、自分の生きる社会や文化について考えを深めていく。また古典を含む文学作品に親しみ、解読・解釈するだけでなく、自らの考察をレポートに書いたり、発表したりできるようにする。
授業の進め方・方法:
義務教育レベルの漢字については、毎時、小テストを実施し、読み・書きの定着を図る。教科書の内容については基本的には講義形式だが、音読や調べ学習、発表等、受講生から積極的な参加をうながしたい。
(授業外学習・事前)授業内容を予習しておく。
(授業外学習・事後)授業内容に関する課題を解く。
注意点:
受け身ではなく、積極的に授業に参加してほしい。授業内容については、状況に応じて受講生と相談のうえ変更する可能性もあるのでご了承ください。
本科目では、50点以上の評価で単位を認定する。評価が50点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を50点とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 オリエンテーション
古典における音読の重要性を確認し、実際に音読してみる。
2週 古文1-1
ー児のそら寝
音読を通して、作品の大意を理解し、説明できる。
3週 古文1-2
ー児のそら寝
内容・構成・展開などを叙述に即して的確にとらえる。
4週 古文1-4
ー児のそら寝
古文の文法や発音や単語の意味を理解できる。
5週 古文1-1
ー古文に親しむ(絵仏師良秀/阿蘇の史、盗人にあひてのがるること)
音読を通して、作品の大意を理解し、説明できる。
6週 古文1-2
ー古文に親しむ(絵仏師良秀/阿蘇の史、盗人にあひてのがるること)
内容・構成・展開などを叙述に即して的確にとらえる。
7週 古文1-3
ー古文に親しむ(絵仏師良秀/阿蘇の史、盗人にあひてのがるること)
言語文化について自分の考えをもち、表現する。
8週 後期中間試験 既習事項の確認と定着を図る。
自身の学習の仕方を点検する。
4thQ
9週 漢文1-1
ー論語・孟子
返り点や送り仮名などの基礎を確認する。
10週 漢文1-2
ー論語・孟子
再読文字などの基礎を確認する。
11週 漢文1-3
ー論語・孟子
主な助字の種類と用法について理解し、説明できる。
12週 漢文2-1
ー蛇足
内容・構成・展開などを叙述に即して的確にとらえる。
13週 漢文2-2
ー蛇足
漢文の作品読解を通して、故事成語の成り立ちを理解し、説明できる。
14週 漢文2-3
ー蛇足
言語文化について自分の考えをもち、表現する。
15週 期末試験 これまでの復習と定着を図る。
16週 期末試験の解答・復習 答案返却。自己の学習到達度を知る。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力6000002080
専門的能力0000000
分野横断的能力200000020