物理学Ⅰ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 平成27年度 (2015年度)
授業科目 物理学Ⅰ
科目番号 0010 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 商船学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 「宇宙一わかりやすい高校物理(力学・波動)」鯉沼拓 著,為近和彦 監修(学研教育出版)
担当教員 大竹 由記子

到達目標

物体の運動について,運動方程式・運動量と力積の関係・エネルギーと仕事の関係を用いて解析できるようになること.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
物体の運動における基本的な概念(長さ,時間,速度,加速度,質量,力)とその関係を学び,運動の法則について理解する.等加速度直線運動の基本的な問題を中心に,応用問題まで解けるようになる.また,力積・運動量・仕事・エネルギーという概念を習得し,運動量保存の法則と力学的エネルギー保存の法則について理解する.
授業の進め方・方法:
学生の理解度によって,授業計画を変更することがある.
注意点:
定期試験80点,平常点(小テスト・宿題など)20点とし,合計60点以上を合格とする.評価が60点に満たない者は,願い出により追認試験を受けることができる.追認試験の結果,単位の修得が認められた者にあっては,その評価を60点とする.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 はじめに,単位 この科目の授業計画・評価方法を知っている.
単位量あたりの大きさを表す単位を見て、その単位の意味を説明できる.
単位換算ができる.
次元解析を用い,公式の概形が求められる.
2週 位置・速度・加速度1 位置・速度・加速度の定義を説明できる.
位置から速度,速度から加速度,あるいは加速度から速度,速度から位置が導出できる.
3週 位置・速度・加速度2 x-t図・v-t図・a-t図から,運動の様子を読み取ることができる.
x-t図・v-t図におけるグラフの傾きから,速度・加速度が導出できる.
4週 位置・速度・加速度3 v-t図・a-t図において,グラフと横軸が囲む面積から,位置・速度が導出できる.
等加速度直線運動の公式の導出方法を知る.
5週 等加速度直線運動1 等加速度直線運動の公式を用いて,基本的な問題が解ける.
6週 等加速度直線運動2 等加速度直線運動の公式を用いて,標準的な問題が解ける.
7週 前期中間試験 1~6週の講義中に扱った問題の類題が解ける.
8週 前期中間試験解説,等加速度直線運動3 前期中間試験の解答を知る.
等加速度直線運動の公式を用いて,応用問題が解ける.
2ndQ
9週 力の性質 力の三法則が説明できる.
重力・摩擦力・バネの力・万有引力の公式を知る.
10週 力のつりあい1 力のつりあいの基本的な問題が解ける.
11週 力のつりあい2 力のつりあいの標準~応用的な問題が解ける.
12週 運動方程式1 運動方程式の立て方が説明できる.
運動方程式を使った基本的な問題が解ける.
13週 運動方程式2 運動方程式を使った標準的な問題が解ける.
14週 運動方程式3 運動方程式を使った応用問題が解ける.
15週 前期末試験 8~14週の講義中に扱った問題の類題が解ける.
16週 前期末試験解説 前期末試験の解答を知る.
後期
3rdQ
1週 ベクトル,三角関数 ベクトルの合成・分解ができる.
三角関数を用いて,ベクトルの成分が求められる.
2週 力の合成・分解 力の合成・分解ができる.
平面内での力のつりあいの問題が解ける.
3週 平面・空間での運動方程式1 平面内および空間内での運動について,運動方程式が立てられる.
4週 平面・空間での運動方程式2 水平投射の問題が解ける.
5週 平面・空間での運動方程式3 射方投射の問題が解ける.
6週 平面・空間での運動方程式4 斜面上の物体の運動についての問題が解ける.
7週 後期中間試験 1~6週の講義中に扱った問題の類題が解ける.
8週 後期中間試験解説,運動量と力積1 後期中間試験の解答を知る.
運動量,力積,両者の関係について説明できる.
運動量と力積の関係を用いて問題が解ける.
4thQ
9週 運動量と力積2 運動量保存則を用いて問題が解ける.
10週 運動量と力積3 はねかえり係数が求められる.
はねかえり係数を用いて問題が解ける.
11週 仕事とエネルギー1 仕事,仕事率が求められる.
12週 仕事とエネルギー2 運動エネルギーが求められる.
運動エネルギーと仕事の関係を用いて問題が解ける.
13週 仕事とエネルギー3 重力による位置エネルギーと弾性力による位置エネルギーが導出できる.
エネルギー保存則を用いた基本的な問題が解ける.
14週 仕事とエネルギー4 エネルギー保存則を用いた標準的~応用的な問題が解ける.
15週 学年末試験 8~14週の講義中に扱った問題の類題が解ける.
16週 学年末試験解説  学年末試験の解答を知る.
成績評価を確認する.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合800100010100
基礎的能力800100010100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000