科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 美術
科目番号 0011 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 高校生の美術1、各種画集、技法書、デザイン集など
担当教員 河合 雅子,山本 有希

到達目標

美的判断力、審美眼、人間理解、研究心などを育てる体験。
想像力を働かせ、感性豊かなイメージを創出する力。
創造的・独創的な発想能力、表現しながら練り上げていく能力、材料や形式に挑戦や工夫をしていく能力を伸ばす。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1                 知識・技能各題材を深く観察、理解し、表現の工夫をしている。各題材を理解し、表現している。各題材の理解が浅く、表現に工夫がない。
評価項目2                         思考・判断・表現各題材を深く観察、理解し、独創的な表現をしている。各題材を理解し、的確な表現をしている。各題材の理解が浅く、独創的な表現がない。
評価項目3                            主体的に取り組む態度各題材を深く観察、理解し、主体的に制作している。各題材を理解し、主体的に制作している。各題材の理解が浅く、主体的に制作していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
美術の幅広い創作活動を通して、造形的な見方・考え方を働かせ、美的体験を重ね、生活や社会の中の美術や美術文化と幅広く関わる資質・能力を育成する。
授業の進め方・方法:
表現が中心であるが、一般的基礎知識として最低限の美術史的知識は必要であり、美術史全体を俯眼できることが表現や鑑賞に役立つ事を知る。
事前に行う準備学習:前回の講義の復習および予習を行ってから授業に臨むこと
(授業外学習・事前)授業内容を予習しておく。
(授業外学習・事後)授業内容に関する課題を解く。
注意点:
上手下手にとらわれず、自己の個性に基づいた考えや心を形、色、材料などによって表現する。自分にしか表現できない作品、世界で唯一の作品を制作する。道具は正しい使い方をし、自身の物、貸し出しの物の隔てなく丁寧に扱い片付けを行うこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ・ガイダンス   
・鉛筆によるデッサン 「手を描く」
・「美術とは何か」について考える。
・自分の手の持つ表情をとらえ、観察しながら表し方を工夫する。
2週 ・鉛筆によるデッサン 「手を描く」 ・対象を深く観察し、形態、明暗、量感、質感等をつかんで表現する。
・完成後、講評を行う。
3週 ・観賞 「作家探求①」 ・作品を通して造形的なよさや美しさを感じ取り、作者の心情と創造的な表現の工夫について考える。
4週 ・鉛筆によるデッサン 「自画像」 ・自己を外面と内面の両方から見つめ「何を描くか」を設定する。
・完成後、講評を行う。
5週 ・生活の中のデザイン
・色彩構成の基礎
・「飾る・伝える・使う・環境」など生活の中のデザインの役割を理解する。
・色彩の性質や構図の効果について学ぶ。
6週 ・文字のデザイン ・レタリングの基礎について学ぶ。
・漢字を一文字選び、構図や配色のアイディアを練る。
7週 ・文字のデザイン ・アクリル絵の具で着彩し完成させる。
・完成後、講評を行う。
8週 ・観賞 「立体表現の魅力」 ・立体表現のよさや特性について考え、彫刻への理解を深める。
4thQ
9週 ・粘土による仮面制作 ・自己の内面を見つめ、制作のテーマを設定する。
10週 ・粘土による仮面制作 ・顔の特徴を生かした独自の表現を追求し、表情豊かな仮面を構想する。
11週 ・粘土による仮面制作 ・表情が生きる効果的な配色を考え、着彩する。
・完成後、講評を行う。
12週 ・観賞 「作家探求②」 ・作品を通して造形的なよさや美しさを感じ取り、作者の心情と創造的な表現の工夫について考える。
13週 ・イラストレーション  ・与えられたテーマに沿って構図や配色を工夫し、アイディアスケッチを完成させる。
14週 ・イラストレーション  ・アクリル絵の具等の描画材料を用い制作する。コラージュ等のモダンテクニックも可とする。
15週 ・イラストレーション  ・完成後、講評を行う。               
16週 ・制作作品の講評会
・成績評価・確認
・自作作品を自己評価する。
・出欠の確認、作品提出の確認をする。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合050030200100
基礎的能力050030200100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000