総合国語ⅡA

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 総合国語ⅡA
科目番号 0035 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「言語文化」(大修館書店)「論理国語」(数研出版)
担当教員 岡部 寛子

到達目標

 義務教育レベルの国語力の復習と定着を目指すとともに、論理的文章および文学的文章を根拠に基づき論理的に理解する能力を育てる。古典・漢文を読み理解することで、日本人としての基礎的教養と多用なものの見方を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1古文や漢文をすらすら音読できると同時に、内容についても理解できる。古文や漢文を音読できると同時に、内容についてもある程度、理解できる。古文や漢文を音読することができず、内容についても理解できない。
評価項目2評論文や文学作品に対する考察が十分にでき、それを自分の言葉できちんと表現できる。評論文や文学作品に対する考察ができ、それを自分の言葉で表現できる。評論文や文学作品に対する考察ができず、自分の言葉で表現できない。
評価項目3漢字や語句、文学史などの基礎的な知識を身につけている。漢字や語句、文学史などの基礎的な知識をある程度、身につけている。漢字や語句、文学史などの基礎的な知識を身につけていない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
論理的な文章、文学的文章(現代文・古文・漢文)を扱いながら、より発展的な国語の総合力を養っていく。作品の読解を通して自分の生きる社会や文化について考えを深める。自分の考えを文章にしたり、発表できるようにする。
授業の進め方・方法:
義務教育レベルの漢字については、毎時、小テストを実施し、読み・書きの定着を図る。教科書の内容については基本的には講義形式だが、調べ学習や発表等、受講生から積極的な参加をうながしたい。
(授業外学習・事前)授業内容を予習しておく。
(授業外学習・事後)授業内容に関する課題を解く。
注意点:
受け身ではなく、積極的に授業に参加してほしい。授業内容については、状況に応じて受講生と相談のうえ変更する可能性もある。
本科目では、50点以上の評価で単位を認定する。評価が50点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を50点とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション 文学を学ぶ意義について自分の言葉で説明できる。
2週 現代文を読む1ー1
―羅生門
作品の成立背景や作者について説明できる。全文を音読することができる。
3週 現代文を読む1ー2
―羅生門
構成や表現に着目しながら、1、2段落の内容を理解し、整理することができる。
4週 現代文を読む1ー3
―羅生門
構成や表現に着目しながら、3、4段落の内容を理解し、整理することができる。
5週 現代文を読む1ー4
―羅生門
構成や表現に着目しながら、5、6段落の内容を理解し、整理することができる。
6週 現代文を読む1ー5
―羅生門
下人と老婆の関係や、物語の結末部分について、考察を深め、自分の考えをまとめることができる。
7週 現代文を読む―まとめ
―羅生門
作品全体の内容を理解し、自分の考えをまとめ発表することができる。
8週 前期中間試験 これまでの知識の定着を図る。
2ndQ
9週 古文を読む1ー1
―伊勢物語
作品の成立背景や作者について説明できる。全文を音読することができる。
10週 古文を読む1-2
―伊勢物語
古文の文法や発音について理解し、物語世界を味わい読解することができる。
11週 古文を読む1-3
―伊勢物語
作品の内容を理解し、自分の考えをまとめ発表することができる。
12週 漢文を読む1-1
―曽先之ほか
漢文の基本的なルールを復習し、書き下し文が書ける。
13週 漢文を読む1-2
―曽先之ほか
作品の成立背景や作者について説明できる。全文を音読し、内容を理解することができる。
14週 漢文を読む1-3
―曽先之ほか
作品の内容や作者の主張を理解した上で、自分の考えをまとめ発表することができる。
15週 前期期末試験 これまでの知識の定着を図る。
16週 答案返却 これまでの復習と定着を図る。自身の学習到達度を知る。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力6000002080
専門的能力0000000
分野横断的能力200000020