微分積分学Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 微分積分学Ⅱ
科目番号 0044 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 商船学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 新微分積分I 改訂版 大日本図書,新微分積分I 問題集 改訂版 大日本図書
担当教員 石田 善彦,櫻井 秀人

到達目標

微分を極限や増減の問題を解くことができる.
積分の概念を理解し,基本的な定積分,不定積分を計算することができる.
積分を,面積・体積・長さの問題に応用することができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ロピタルの定理を用いて極限を計算することができる.導関数を用いてグラフの増減,凹凸を求めることができる.導関数を用いてグラフの増減,凹凸を求めることができる.導関数を用いてグラフの増減,凹凸を求めることができない.
評価項目2置換積分の公式,部分積分の公式を用いて,いろいろな不定積分を計算することができる.置換積分の公式を用いて,基本的な不定積分を計算することができる.基本的な不定積分を計算することができない.
評価項目3積分を用い,面積・体積・長さを求める問題を解くことができる.積分を用い,面積を求める問題を解くことができる.積分を用い,面積を求める問題を解くことができない.

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
微分を極限や増減の問題を講義する.
積分の概念と,基本的な応用を講義する.
授業の進め方・方法:
教員単独による講義と演習
事前に行う準備学習:前回の講義の復習および予習を行ってから授業に臨むこと
(授業外学習・事前)授業内容を予習しておく.
(授業外学習・事後)授業内容に関する課題を解く.
注意点:
本科目では,50点以上の評価で単位を認定する.
評価が50点に満たない者は,願い出により追認試験を受けることができる.追認試験の結果,単位の修得が認められた者にあっては,その評価を50点とする.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 関数の最大・最小 微分(増減表)を用いた最大・最小の問題が解ける.
2週 不定形の極限 ロピタルの定理を用いて,不定形の極限値を求めることができる.
3週 曲線の凹凸 第2次導関数を用いて,関数の凹凸を求めることができる.
4週 いろいろな関数のグラフ 関数の増減,極値,変曲点,凹凸を求めることができ,グラフを書くことができる.
5週 不定積分 不定積分,原始関数の概念を学ぶ.
6週 不定積分の計算 置換積分の公式と,その計算法を学ぶ.
7週 不定積分の計算 部分積分の公式と,その計算法を学ぶ.
8週 中間試験 第1週から第7週までの内容の定着度を測るため中間試験を行う.
4thQ
9週 定積分 定積分の概念を学ぶ.
10週 定積分の計算 定積分の置換積分の公式と,その計算法を学ぶ.
11週 定積分の計算 定積分の部分積分の公式と,その計算法を学ぶ.
12週 定積分の計算 前回,前々回の授業を元に,いろいろな定積分の計算法を学ぶ.
13週 定積分の応用 定積分を用いて面積を求める方法を学ぶ.
14週 定積分の応用 定積分を用いて体積を求める方法を学ぶ.
15週 期末試験 第9週から14週までの講義内容について,期末試験を実施する.
16週 期末試験の解説 期末試験で定着度の低いと思われる事項について解説する.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学不定積分の定義を理解し、簡単な不定積分を求めることができる。3後2
置換積分および部分積分を用いて、不定積分や定積分を求めることができる。3後6,後7
定積分の定義と微積分の基本定理を理解し、簡単な定積分を求めることができる。3後9,後10
分数関数・無理関数・三角関数・指数関数・対数関数の不定積分・定積分を求めることができる。3後11,後12
簡単な場合について、曲線で囲まれた図形の面積を定積分で求めることができる。3後13
簡単な場合について、立体の体積を定積分で求めることができる。3後14

評価割合

試験発表相互評価態度演習・提出物その他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力70000300100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000