到達目標
代表的な古典と言われる古文の作品を鑑賞することによって、日本文化の奥行きを理解し、ものの見方を広げ、教養を深める。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 日本の代表的な古典作品を読み、内容を理解して音読することができる。 | 日本の代表的な古典作品を読み、ある程度、内容を理解して音読することができる。 | 日本の代表的な古典作品を読み、内容を理解して音読することができない。 |
評価項目2 | 代表的な漢文を読み、内容を理解して音読することができる。 | 代表的な漢文を読み、ある程度、内容を理解して音読することができる。 | 代表的な漢文を読み、内容を理解して音読することができない。 |
評価項目3 | 古文や漢文の文学史的な位置づけを理解したり、古語や漢語と現代の言葉とのつながりを知り、日本の文化についての説明できる。 | 古文や漢文の文学史的な位置づけを理解したり、古語や漢語と現代の言葉とのつながりを理解できる。 | 古文や漢文の文学史的な位置づけを理解したり、古語や漢語と現代の言葉とのつながりを理解できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
わが国の古典文学に親しみ、国語にまつわる基礎的な知識を習得することを目標とする。前半は本文の読解を中心とし、仮名遣い・文法・語彙等についても随時、学んでいく。後半は主要作品の文学史上の位置づけを学習する。さらに代表的な古典文学を学ぶことによって、言語・文化・歴史面での教養を広く身につけることを目標とする。
授業の進め方・方法:
講義形式で行うが、音読等による授業参加を加えて理解を深める。
注意点:
◆関連科目
内容の関連:総合国語IA・総合国語IB(後期)
コミュニケーション能力:外国語・保健体育
人間の探求と複眼的思考:歴史・政治経済
◆受講する皆さんへのメッセージ:
・学生の積極的な参加、発言、介入を期待している。
・双方向のやりとりを増やし、理解の定着を目指す。
・理解度を確認し進めるため、シラバスの若干の変更はあり得る。
・的確な板書を心がけ、ノートをとる時間を確保する。
・評価が60%に満たない学生には、追認試験を行うことがある。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
徒然草 これも仁和寺の法師 |
徒然草の文学史的な位置づけを知る。 「これも仁和寺の法師」を音読し、だいたいの内容を理解するように努める。 第一段落を内容を分析し、登場人物の行動・心情を理解する。文法的な理解をし、口語との違いを知る。
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2週 |
徒然草 これも仁和寺の法師 |
後半の内容を分析し、登場人物の行動・心情を理解する。兼好法師の意図を考える。文法的な理解をし、口語との違いを知る。 百人一首を覚えよう⑦
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3週 |
徒然草 ある人弓射ることを習ふに |
音読し、だいたいの内容を把握できるように努める。 前半部分を読み、文法的な理解をし、師の教えを理解する。
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4週 |
徒然草 ある人弓射ることを習ふに |
後半部分を分析し、文法的な理解をし、兼好の考え方を理解する。 百人一首を覚えよう⑧
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5週 |
徒然草 花は盛りに |
「花は盛りに」を音読し、だいたいの内容を把握するように努める。 第1段落までの内容を理解する。文法的な理解をし、口語との違いを知る。
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6週 |
徒然草 花は盛りに |
第3段落までの内容を理解する。 文法的な理解をし、口語との違いを知る。 百人一首を覚えよう⑨
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7週 |
徒然草 花は盛りに |
第4段落までの内容を理解する。文法的な理解をし、口語との違いを知る。 兼好法師の美意識を理解する。
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8週 |
後期中間試験 |
既習事項の確認と定着を図る。 自身の学習の仕方を点検する。
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4thQ |
9週 |
古代の史話 先従隗始 |
「先従隗始」を訓読し、訓読のきまりを確認する。第1段落を書き下し文に改めてみる。第1段落の内容を理解する。
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10週 |
古代の史話 先従隗始 |
第2・3段落を書き下し文に改めてみる。第2・3段落の内容を理解する。故事成語の意味ともとの意味を確認する。 百人一首を覚えよう。⑩
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11週 |
古代の史話 鶏鳴狗盗 |
「鶏鳴狗盗」を訓読し、訓読のきまりを確認する。第1段落を書き下し文に改めてみる。第1段落の内容を理解する。
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12週 |
古代の史話 鶏鳴狗盗 |
第2・3段落を書き下し文に改めてみる。第2・3段落の内容を理解する。故事成語の意味ともとの意味を確認する。この故事から孟嘗君の人柄を具体的に考える。
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13週 |
枕草子 はしたなきもの |
三大随筆を学ぶ 全体を音読し、内容を理解する。現代に通ずる作者の感性を学び、古典を身近に感ずる。
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14週 |
枕草子 雪のいと高う降りたるを |
全体を音読し、内容を理解する。敬語について学ぶ。 指示語の指すものを理解する。この時代の人々の教養や感性を理解する。
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15週 |
期末試験 |
既習事項の確認と定着を図る。
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16週 |
答案返却 |
答案を返却し、学習を確認する。 一年間学習してきた百人一首を競技を通して確認し、伝統的な日本の文化に触れる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 85 | 0 | 0 | 0 | 0 | 15 | 100 |
基礎的能力 | 85 | 0 | 0 | 0 | 0 | 15 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |