基礎数学AⅠ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 基礎数学AⅠ
科目番号 0055 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 商船学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 高専テキストシリーズ 基礎数学 森北出版,高専テキストシリーズ 基礎数学問題集 森北出版,はぎ取り式練習ドリル 数学Ⅰ数学Ⅱ 数研出版
担当教員 櫻井 秀人

到達目標

整式、有理式の四則演算を円滑に行うことが出来る。
2次方程式を解の公式を用いて解くことが出来る。
解と係数(判別式を含む)との関係を理解する。
因数定理を用いて3次方程式を解くことが出来る。
1次不等式を解くことが出来る。
拡張された指数の概念を理解し、計算することが出来る。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1整式・有理式の四則演算の問題を解くことができる。整式・有理式の四則演算の基本的な問題を解くことができる。整式・有理式の四則演算の基本的な問題を解くことができない。
評価項目2因数定理を用いて、高次式の因数分解や高次方程式の問題を解くことができる。因数定理を用いて、高次式の因数分解や高次方程式の基本的な問題を解くことができる。高次式の因数分解や高次方程式の基本的な問題を解くことができない。
評価項目32次方程式の解の公式をよく理解し、2次方程式に関する問題を解くことができる。2次方程式の解の公式を理解し、2次方程式に関する基本的な問題を解くことができる。2次方程式に関する基本的な問題を解くことができない。
評価項目4拡張された指数に関する問題を解くことができる。拡張された指数に関する基本的な問題を解くことができる。拡張された指数に関する基本的な問題を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
中学で学んだ事項を基礎とし、文字式の取り扱いの理解を深め、基本的な方程式、不等式の解法を学ぶ。
授業の進め方・方法:
教員単独による講義及び演習
注意点:
評価が60点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
等式の性質,不等式の性質
等式や不等式の基本的な性質を理解し,それを用いて,簡単な方程式,不等式を解く方法を学ぶ.
2週 実数とその性質 実数を定義し,その性質や絶対値の性質などを学ぶ.根号を用いて表される数の計算を学ぶ.
3週 複素数
整式の加法,減法
複素数の定義と,簡単な計算を学ぶ.整式の加法,減法の計算を学ぶ.
4週 整式の乗法
因数分解
整式の乗法(展開)と因数分解を学ぶ.
5週 整式の除法
剰余の定理,因数定理
整式の除法を学習する。商と余りや約数・倍数などが整式でも考えられることを学ぶ。また、剰余の定理と因数定理について学習し、整式の因数分解に応用する.
6週 分数式 分数式の整理法,加減乗除を学ぶ.
7週 2次方程式の解法 2次方程式の解の公式、解と係数の関係を学習する.また、これを2次式の因数分解に応用する.
8週 中間試験 1回から7回までの講義内容について、中間試験を実施する.
2ndQ
9週 いろいろな方程式 変数変換や因数分解を用いた方程式の解法を学ぶ.また、連立方程式について学習する。
10週 集合と命題 集合の概念とその演算を学ぶ.
11週 恒等式 恒等式と,恒等式を用いた簡単な応用を学ぶ.
12週 等式の証明
不等式の証明
さまざまな等式の証明法を学ぶ.実数の性質を用いた不等式の証明の仕方、相加平均と相乗平均の関係を学習し、種々の問題に適用する.
13週 累乗根
指数の拡張
累乗、累乗根、指数などの基本的な考え方を学習する。また、指数を整数および有理数の場合に拡張し、その計算法(指数法則)を学ぶ.
14週 指数関数とグラフ
指数方程式・指数不等式
指数関数のグラフや性質について学ぶ。
また、指数を含む方程式,不等式の解法を学ぶ.
15週 期末試験 9回以降の講義内容について、期末試験を実施する。
16週 成績評価・確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度演習・提出物その他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力70000300100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000