校内練習船実習Ⅰ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 校内練習船実習Ⅰ
科目番号 0073 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 乗船実習ノート、専門教科(航海概論等)で使用中の教科書
担当教員 中松 英也

到達目標

1.船内生活に必要な知識及び慣海性を身につける。
2.船舶の運航に必要な船員の職務を理解する。
3.非常部署操練の意味を理解し、安全に実行する。
4.海図の見方やGPS船位記入等基本的な取扱いを身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1船内生活に必要な知識及び慣海性を十分理解し実行できる。船内生活に必要な知識及び慣海性を理解し実行できる。船内生活に必要な知識及び慣海性を理解できない。
評価項目2船舶の運航に必要な主要な職務を十分理解できる。船舶の運航に必要な主要な職務を理解できる。船舶の運航に必要な主要な職務を理解できない。
評価項目3非常部署操練の意味を十分理解し、安全に実行できる。非常部署操練の意味を理解し、安全に実行できる。非常部署操練の意味を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
練習船による乗船実習、停泊時の夜間講義
授業の進め方・方法:
・学事予定に定められた日程で実施する。
・実習1週間前に各自に実施要項を配布する。
・乗船後実習ノートを配布する。
注意点:
・必ず乗船すること。欠席する場合はその理由を担任に連絡すること。
・乗船しなかった場合は、不認となり進級できないことになる。(学生便覧必読)
・所定の理由書を提出して欠席した者については、後日乗船の日時を指示する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 実習内容の説明(前期乗船実習1泊2日) 実習内容を理解する
2週 船橋、船首及び船尾部署の入出港準備及び作業要領 各部署での入出港準備及び作業を行う
3週 係船機取扱い要領 係船機を取り扱う
4週 船内号令詞、操舵号令詞、機関号令詞 船内号令詞、操舵号令詞、機関号令詞を覚える
5週 乗船中の諸注意、船内秩序 乗船中の諸注意、船内秩序を学ぶ
6週 非常部署、救命胴衣着装法 非常部署、救命胴衣着装法を知る
7週 船内組織と乗組員の職務 船内組織と乗組員の職務を学ぶ
8週 海技免状、無線従事者免許等 海技免状、無線従事者免許等を知る
2ndQ
9週 船内各部の名称 船内各部の名称を調べる
10週 船橋当直 船橋当直を行う
11週 航海当直中の観測及び記載事項 航海当直中の観測及び記録事項を行う
12週 見張り要領及び双眼鏡の使用法 見張り要領及び双眼鏡の使用法を知る
13週 機関制御室の入出港準備及び作業要領 機関制御室の入出港準備及び作業要領を行う
14週 船内生活から生ずるゴミ処理 船内生活から生ずるゴミ処理を知る
15週 舶用英語 船内機器等の名称を英語で覚える
16週 期末試験 成績評価、確認
後期
3rdQ
1週 実習内容の説明(後期乗船実習1泊2日) 実習内容を理解する
2週 船橋、船首及び船尾部署の入出港準備及び作業要領 各部署での入出港準備及び作業を行う
3週 係船機取扱い要領 係船機を取り扱う
4週 船内号令詞、操舵号令詞、機関号令詞 船内号令詞、操舵号令詞、機関号令詞を覚える
5週 航海当直 航海当直を行う
6週 手動操舵 手動操舵を行ってみる
7週 見張り及び報告要領 見張り及び報告要領を実践する
8週 GPSによる船位測定 GPS船位を海図に記入する
4thQ
9週 対景図の描画 対景図の描画を描く
10週 係船設備及び係船索の名称 係船設備及び係船索の名称を調べる
11週 係船機の名称と運転及び手先信号 係船機の名称と運転及び手先信号を学ぶ
12週 機関当直、船舶の出力装置 機関当直、船舶の出力装置を知る
13週 機関室諸装置及び機器配置 機関室諸装置及び機器配置を調べる
14週 防火部署、退船部署訓練 防火部署、退船部署訓練を体験する
15週 舶用英語 船内機器の名称を英語で覚える
16週 期末試験 成績評価、確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験航海実習相互評価態度ポートフォリオその他合計合計
総合評価割合255002500100200
基礎的能力255002500100200
専門的能力00000000
分野横断的能力00000000