体育Ⅲ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 体育Ⅲ
科目番号 0074 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 商船学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 「Active Sports 総合版」 大修館書店
担当教員 林 直人,大橋 千里

到達目標

(1)チーム編成、ルール、運営をグループの話し合いにより決定・実行させることができる。
(2)グループ活動を通じて公正、協力、責任の重要性を学ぶことができる。
(2)スポーツ・運動を楽しむ中で、コミュニケーション能力を高めることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1仲間とお互いに安全に留意し合いながら、設備・道具の準備や片付けを率先して行うことができる。仲間とお互いに安全に留意し合いながら、設備・道具の準備や片付けを行うことができる。安全に留意しながら、設備・道具の準備や片付けを行うことができない。
評価項目2チームの目標達成のために、自らの役割を果たし、仲間と協力して活動できる。チームの目標達成のために、自らの役割を認識し、仲間と協力することの必要性を理解している。チームの目標達成のために、自らの役割を認識し、仲間と協力することの必要性を理解していない。
評価項目3スポーツや運動を楽しむ中で、円滑に仲間とコミュニケーションを図ることができる。スポーツや運動を楽しむ上で、仲間との円滑なコミュニケーションが大切だと理解している。スポーツや運動を楽しむ上で、仲間との円滑なコミュニケーションが大切だと理解していない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
(1)運動種目を選択制にし、他者とのコミュニケーション能力、リーダーシップ能力を育成する。
(2)準備・後片付けについての協力を徹底する。
(3)生涯スポーツの観点に立ち、自ら積極的に運動する意欲を育成する。
授業の進め方・方法:
授業の1、2週目は自らの体力レベル縦断的・横断的に評価をするをために体力テストを実施する。授業形態は選択制体育を採用し、体力テストの結果に基づいて、学生自らの運動に対するニーズや能力、体力レベルに応じて種目を選択することができる。
事前に行う準備学習:前回の実技の復習および予習を行ってから授業に臨むこと。
(授業外学習・事前)授業内容を予習しておくこと。
(授業外学習・事後)授業内容の復習を行うこと。
注意点:
(授業改善策) 安全に対する態度を促す。
第3週~第15週(全13回)において、上記6種目の内、2種目を選択し、6回を同一種目で継続する(6回*2種目=全12回)。ただし第3週の選択体育初回は移行期間として種目変更を認める。
※評価が60点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、評価の基準を満たし単位の修得が認められた者にあたっては、その評価を60点とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバスの説明
新体力テスト
正しい測定方法を理解する。新体力テストの測定をし、自らの体力レベルを知る。
2週 新体力テスト 正しい測定方法を理解する。新体力テストの測定をし、自らの体力レベルを知ることで、自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。
3週 選択体育
(バスケットボール、ビーチバレー、フットサル、テニス、ソフトボール)
自らの運動ニーズから競技を選択することができる。
4週 選択体育
(バスケットボール、ビーチバレー、フットサル、テニス、ソフトボール)
安全に留意しながら仲間と協力しながら設備・用具を準備することができる。
5週 選択体育
(バスケットボール、ビーチバレー、フットサル、テニス、ソフトボール)
素早くグルーピングし、チームの到達目標について話し合うことができる。そして、他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。
6週 選択体育
(バスケットボール、ビーチバレー、フットサル、テニス、ソフトボール)
仲間と一緒に、個々の個人技術を高めるための基本練習を工夫することができる。その中で、リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。
7週 選択体育
(バスケットボール、ビーチバレー、フットサル、テニス、ソフトボール)
ルールを理解しながらゲームを仲間と楽しむことができる。
8週 選択体育
(バスケットボール、ビーチバレー、フットサル、テニス、ソフトボール)
簡易なルールによるゲームを仲間と楽しむことができる。
2ndQ
9週 選択体育
(バスケットボール、ビーチバレー、アルティメット、テニス、バドミントン)
自らの運動ニーズから競技を選択することができる。
10週 選択体育
(バスケットボール、ビーチバレー、アルティメット、テニス、バドミントン)
素早くグルーピングし、チームの到達目標について話し合うことができる。チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。
11週 選択体育
(バスケットボール、ビーチバレー、アルティメット、テニス、バドミントン)
仲間と一緒に、個々の個人技術を高めるための基本練習を工夫することができる。
12週 選択体育
(バスケットボール、ビーチバレー、アルティメット、テニス、バドミントン)
ルールを理解しながらゲームを仲間と楽しむことができる。
13週 選択体育
(バスケットボール、ビーチバレー、アルティメット、テニス、バドミントン)
簡易なルールによるゲームを仲間と楽しむことができる。グループワーク等の特定の合意形成の方法を実践できる。
14週 選択体育
(バスケットボール、ビーチバレー、アルティメット、テニス、バドミントン)
選択した種目のルールに則った、安全かつ、フェアな試合を確認しながら行うことができる。コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。
15週 自己評価アンケート
授業評価アンケート
成績確認
これまでの取り組みを自己評価、相互評価する。
16週
後期
3rdQ
1週 新体力テスト 正しい測定方法を理解する。新体力テストの測定をし、自らの体力レベルを知る。
2週 新体力テスト 正しい測定方法を理解する。新体力テストの測定をし、自らの体力レベルを知る。
3週 選択体育
(バスケットボール、ビーチバレー、フットサル、卓球)
自らの運動ニーズから競技を選択することができる。
4週 選択体育
(バスケットボール、ビーチバレー、フットサル、卓球)
素早くグルーピングし、チームの到達目標について話し合うことができる。当事者意識をもってチームでの作業を進めることができる。
5週 選択体育
(バスケットボール、ビーチバレー、フットサル、卓球)
仲間と一緒に、個々の個人技術を高めるための基本練習を工夫することができる。
6週 選択体育
(バスケットボール、ビーチバレー、フットサル、卓球)
ルールを理解しながらゲームを仲間と楽しむことができる。適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。
7週 選択体育
(バスケットボール、ビーチバレー、フットサル、卓球)
簡易なルールによるゲームを仲間と楽しむことができる。
8週 選択体育
(バスケットボール、ビーチバレー、フットサル、卓球)
選択した種目のルールに則った、安全かつ、フェアな試合を確認しながら行うことができる。
4thQ
9週 選択体育
(ビーチバレー、アルティメット、バスケットボール、バドミントン)
自らの運動ニーズから競技を選択することができる。
10週 選択体育
(ビーチバレー、アルティメット、バスケットボール、バドミントン)
素早くグルーピングし、チームの到達目標について話し合うことができる。目標の実現に向けて計画ができる。
11週 選択体育
(ビーチバレー、アルティメット、バスケットボール、バドミントン)
仲間と一緒に、個々の個人技術を高めるための基本練習を工夫することができる。
12週 選択体育
(ビーチバレー、アルティメット、バスケットボール、バドミントン)
ルールを理解しながらゲームを仲間と楽しむことができる。
13週 選択体育
(ビーチバレー、アルティメット、バスケットボール、バドミントン)
簡易なルールによるゲームを仲間と楽しむことができる。
14週 選択体育
(ビーチバレー、アルティメット、バスケットボール、バドミントン)
選択した種目のルールに則った、安全かつ、フェアな試合を確認しながら行うことができる。リーダーシップを発揮するためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている。
15週 自己評価アンケート
授業評価アンケート
成績確認
これまでの取り組みを自己評価、相互評価する。体力要素と選択種目との関連についてのレポート作成。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。2前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,後2
目標の実現に向けて計画ができる。2前2,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後15
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後6,後7,後8,後10,後11,後12,後13,後14
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。2後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,後1,後2
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。2前8,前9,前10,前11,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。2前3,後9,後10,後11,後12,後13,後14

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合300010600100
基礎的能力300000030
専門的能力000050050
分野横断的能力0001010020