到達目標
近現代史を学習する。地理的知識を再確認しつつ、近代化過程を学ぶことを通して、各地域・各国における政治支配構造、社会経済構造を、また、現代の国際社会がいかにして形成されてきたのかを理解する。あわせて、宗教や芸術などの文化事象に触れ、異文化理解を深めてゆきたい。教養としての知識に加え、歴史的事象・社会全体の見方・考え方を身につける。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 近代史における重要な出来事や人物に関して、詳細かつ正確な知識を習得している。 | 近代史における重要な出来事や人物に関して、教養として最低限の基本的な知識を習得している。 | 近代史における重要な出来事や人物に関して、一般的・常識的な知識すら習得できていない。 |
評価項目2 | 取扱地域における地理的諸条件を理解した上で、社会的事象を考察し、論ずることができる。 | 取扱地域における地理的諸条件を理解した上で、社会的事象を考察できる。 | 取扱地域における地理的諸条件を理解できず、社会的事象を考察することができない。 |
評価項目3 | 歴史事象と現代社会の諸課題を結びつけて理解し、その上で自分なりに議論を進めることができる。 | 歴史事象と現代社会の諸課題を結びつけて理解することができる。 | 歴史事象と現代社会の諸課題を結びつけて理解することができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
西洋(西欧)史と日本史を考察の基本に据え、「世界の一体化」という世界史の大きな流れを理解できるようになることが目標である。世界的な分業体制(近代世界システム)が展開されて成立した現代社会の諸課題を考察するために必要な素材(政治・経済・社会・文化のありよう)を、総合的かつ具体的に学習する。グローバル化が進む国際社会の中で活躍していくために必要な教養としての歴史知識も修得する。
授業の進め方・方法:
教員単独による講義
注意点:
定期試験の成績を評価対象とする。中間試験と期末試験の総合得点(平均点)で60点以上を合格とする。
年度末の評価が60点に満たない者は、願い出により、次年度に実施される追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス 500年間の近現代史をどのように捉えるか(歴史を学ぶ意義) |
年間計画とシラバスの説明 「ヨーロッパによる世界の一体化」と現代の課題
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2週 |
近代ヨーロッパの成立Ⅰ 大航海時代① |
ポルトガルによる支配領域の拡大(アフリカやアジアへの侵攻)
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3週 |
近代ヨーロッパの成立Ⅱ 大航海時代② |
南北アメリカの風土 スペインの海外進出(アメリカ侵攻など)
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4週 |
近代ヨーロッパの成立Ⅲ 大航海時代③ |
ヨーロッパの商業革命・価格革命 コロンブス交換
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5週 |
近代ヨーロッパの成立Ⅳ ルネサンスと宗教改革① |
ルネサンスと「人間解放」 ユートピア思想
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6週 |
近代ヨーロッパの成立Ⅴ ルネサンスと宗教改革② |
宗教改革総論 (プロテスタンティズムや福音主義など)
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7週 |
近代ヨーロッパの成立Ⅵ ルネサンスと宗教改革③ |
宗教改革総論(つづき) 改革者群像(ルターやカルヴァンなど) イギリス国教会の成立
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8週 |
前期中間考査 |
1~7回の学習内容の確認
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2ndQ |
9週 |
主権国家体制の形成と展開Ⅰ 16世紀以降のヨーロッパの全体状況 |
「戦争と妥協の繰り返し」 「17世紀の危機」 絶対王政
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10週 |
主権国家体制の形成と展開Ⅱ 広大な領域を支配するハプスブルク家(スペイン) |
スペイン(ハプスブルク家)とフランスの競争関係 オランダの独立
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11週 |
主権国家体制の形成と展開Ⅲ イギリス |
先駆的なイギリスの市民革命 ピューリタン革命と名誉革命
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12週 |
主権国家体制の形成と展開Ⅳ フランス |
フランスの宗教戦争 フランスの中央集権化
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13週 |
主権国家体制の形成と展開Ⅴ ドイツ |
三十年戦争とウエストファリア体制の成立
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14週 |
主権国家体制の形成と展開Ⅵ 日本 |
16世紀から17世紀の日本史概観 (昨年度配付プリント参照)
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15週 |
期末試験 |
中間試験以降の学習内容の確認
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16週 |
補講・成績評価・解説・確認 |
成績の評価と確認
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後期 |
3rdQ |
1週 |
近代ヨーロッパ・アメリカ世界の成立Ⅰ |
重商主義 産業革命(と近代産業資本主義の成立)
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2週 |
近代ヨーロッパ・アメリカ世界の成立Ⅱ |
アメリカ独立革命
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3週 |
近代ヨーロッパ・アメリカ世界の成立Ⅲ |
フランス革命
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4週 |
近代ヨーロッパ・アメリカ世界の成立Ⅳ |
19世紀前半のヨーロッパ
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5週 |
近代ヨーロッパ・アメリカ世界の成立Ⅴ |
19世紀後半のヨーロッパ
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6週 |
近代ヨーロッパ・アメリカ世界の成立Ⅵ |
19世紀のアメリカ大陸
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7週 |
近代ヨーロッパ・アメリカ世界の成立Ⅶ |
19世紀のアジア情勢(西・南・東南アジア) 19世紀の中国
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8週 |
後期中間試験 |
16~23回の学習内容の確認
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4thQ |
9週 |
明治維新と日本の立憲体制Ⅰ |
19世紀の日本(幕末日本の状況) 明治維新
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10週 |
明治維新と日本の立憲体制Ⅱ |
文明開化 明治初期の対外関係明治維新
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11週 |
明治維新と日本の立憲体制Ⅲ |
自由民権運動 大日本帝国憲法 日清戦争 日露戦争
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12週 |
2つの世界大戦と日本Ⅰ |
大正デモクラシー 第1次世界大戦 ロシア革命
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13週 |
2つの世界大戦と日本Ⅱ |
戦間期(「黄金の20年代」や国際連盟成立など) 大衆消費社会と市民生活の変容
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14週 |
2つの世界大戦と日本Ⅲ |
世界恐慌 全体主義の台頭 第2次世界大戦
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15週 |
学年末試験 |
中間試験以降の学習の確認
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16週 |
補講・成績評価・解説・確認 |
成績の評価と確認
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 |
専門的能力 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 |
分野横断的能力 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 |