電気・電子工学Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 電気・電子工学Ⅱ
科目番号 0081 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 精選電気基礎 新訂版 日高邦彦他 実教出版
担当教員 保前 友高

到達目標

1.直流モータの作動原理について説明できる。
2.誘導起電力、自己誘導、相互誘導について説明できる。
3.クーロンの法則について説明でき、静電力の大きさを求められる。
4.電界について説明でき、大きさ・向きを求められる。
5.コンデンサの静電容量について説明でき、並列接続、直列接続の合成静電容量を求められる。
6.正弦波交流について説明できる。
7.記号法により交流回路を計算できる
8.交流回路の電力を求められる。
9.講義で扱う内容の電気・電子工学に関する専門用語を英訳できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1明確に説明できる。説明できる。説明できない。
評価項目2明確に説明できる。説明できる。説明できない。
評価項目3明確に説明でき、ただちに解を求めることができる。説明でき、解を求めることができる。多少時間がかかってもよい。説明できず、解を求めることができない。
評価項目4明確に説明でき、ただちに解を求めることができる。説明でき、解を求めることができる。多少時間がかかってもよい。説明できず、解を求めることができない。
評価項目5明確に説明でき、ただちに解を求めることができる。説明でき、解を求めることができる。多少時間がかかってもよい。説明できず、解を求めることができない。
評価項目6明確に説明できる。説明できる。説明できない。
評価項目7ただちに解を求めることができる。解を求めることができる。多少時間がかかってもよい。解を求めることができない。
評価項目8ただちに解を求めることができる。解を求めることができる。多少時間がかかってもよい。解を求めることができない。
評価項目9講義で扱った全ての語について直ちに英訳できる。主要な語について英訳できる。英訳できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
教員単独の講義形式で行う。
授業の進め方・方法:
授業中は、ホワイトボードに板書した内容のノートをとることが求められる。
毎回の授業で1枚の課題プリントを配布する。プリントには、各回の授業の目標が明示されており、問題は、目標に対応した授業で扱う内容の問題である。毎回、指定した締切までに解答を提出することが求められる。
次回の授業の始めに、復習を兼ね、前回の課題の答合わせを行う。
注意点:
船舶職員法養成施設必要履修科目(航海・機関)

評価が60点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ・シラバス説明、ガイダンス
・方形コイルに働くトルクについて
・評価の方法等を理解する。
・方形コイルにトルクが働く理由を説明でき、値を求められる。(何も見ずに課題の問題を解ける。)
2週 ・直流電動機(直流モータ)の作動原理について ・直流電動機(直流モータ)の作動原理を説明できる。(何も見ずに課題の問題を解ける。)
3週 ・誘導起電力について
・自己誘導、相互誘導について
・誘導起電力の大きさ、向きを求められる。(何も見ずに課題の問題を解ける。)
・自己誘導、相互誘導、自己インダクタンス、相互インダクタンスについて説明でき、計算できる。(何も見ずに課題の問題を解ける。)
4週 ・帯電現象について
・静電力について
・帯電現象に関する語の説明ができる。(何も見ずに課題の問題を解ける。)
・クーロンの法則を用いて静電力を求められる。(何も見ずに課題の問題を解ける。)
5週 ・比誘電率について
・電界について
・比誘電率を用いて、静電力を求められる。(何も見ずに課題の問題を解ける。)
・電界の大きさ、向きを求められる。(何も見ずに課題の問題を解ける。)
6週 ・電気力線、電束、電束密度について
・コンデンサの静電容量について
・電気力線、電束、電束密度を説明でき、計算できる。(何も見ずに課題の問題を解ける。)
・コンデンサの静電容量を説明でき、計算できる。(何も見ずに課題の問題を解ける。)
7週 ・コンデンサの並列接続について
・コンデンサの直列接続について
・コンデンサの並列接続、直列接続時の静電容量を求められる。(何も見ずに課題の問題を解ける。)
8週 ・中間試験 ・中間試験
4thQ
9週 ・中間試験返却、復習 ・中間試験で解けなかった問題を解ける。
10週 ・交流の基礎について ・正弦波交流の波形に関する語を説明でき、計算できる。(何も見ずに課題の問題を解ける。)
11週 ・交流回路の計算について① ・交流の複素表示とベクトル表示、交流回路におけるR,L,Cの働きを説明でき、計算できる。(何も見ずに課題の問題を解ける。)
12週 ・交流回路の計算について② ・RL直列回路とRC直列回路、インピーダンスについて説明でき、計算できる。(何も見ずに課題の問題を解ける。)
13週 ・交流回路の計算について③ ・RLC直列回路と並列回路について説明でき、計算できる。(何も見ずに課題の問題を解ける。)
14週 ・交流電力について ・交流電力、力率、皮相電力、有効電力、無効電力について説明でき、計算できる。(何も見ずに課題の問題を解ける。)
15週 ・期末試験 ・期末試験
16週 ・期末試験答案返却、解説、授業アンケート等 ・期末試験で解けなかった問題を解ける。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理電気電場・電位について説明できる。3後4,後5,後6
クーロンの法則が説明できる。3後4
クーロンの法則から、点電荷の間にはたらく静電気力を求めることができる。3後4
専門的能力分野別の専門工学商船系分野(機関)電気電子工学LCRを用いた交流回路の計算ができる。4後11,後12,後13

評価割合

試験課題合計
総合評価割合7030100
基礎的能力000
専門的能力7030100