航海概論Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 航海概論Ⅱ
科目番号 0082 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「航海・計器」,文部科学省著作教科書水産316,文部科学省,海文堂出版
担当教員 中谷 俊彦

到達目標

1.航海計器の名称や用語について基礎的事項を説明できる。
2.航海計器の原理についての基礎的事項を理解できる。
3.天球図の用語についての基礎的事項を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1航海計器の名称や用語についての基礎的事項を正しく理解し、詳しく説明できる。航海計器の名称や用語についての基礎的事項を説明できる。航海計器の名称や用語についての基礎的事項を説明できない。
評価項目2航海計器の原理についての基礎的事項を正しく理解し、詳しく説明できる。航海計器の原理についての基礎的事項を説明できる。航海計器の原理についての基礎的事項を説明できない。
評価項目3天球図の用語についての基礎的事項を正しく理解し、詳しく説明できる。天球図の用語についての基礎的事項をく説明できる。天球図の用語についての基礎的事項をを説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
学習目標(授業のねらい)
方位、距離、船速、水深の測定や操舵などに使用する航海計器および天球図の用語についての基礎的事項について学ぶ。
授業の進め方・方法:
教員単独による講義を実施する。
注意点:
船舶職員養成施設・必要履修科目「航海に関する科目」の一部
(「航海に関する科目」15単位のうちの1単位分)
(航海計器0.5単位、天文航法0.5単位)
定期試験(約75%)と演習や提出物(約25%)により総合的に評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 授業方針、養成施設科目の意味、航海計器、天文航法の概要について説明できる。
2週 磁気コンパス 磁気コンパスの概要、方位について説明できる。
3週 磁気コンパス 磁気コンパスにおける偏差、自差、真方位の計算について説明できる。
4週 ジャイロコンパス ジャイロスコープの性質について、ジャイロスコープ模型を使って説明ができる。
5週 ジャイロコンパス ジャイロコンパスの指北原理について説明できる。
6週 オートパイロット オートパイロットの概要、調整について説明できる。
7週 レーダ レーダの概要、周波数、波長について説明できる。
8週 中間試験 第01週~07週の内容の理解度を測るために、中間試験を実施する。
2ndQ
9週 レーダ レーダの性能、偽像について説明できる。
10週 ログ 各種測程儀、1海里、1ノットについて説明できる。
11週 ログ 電磁ログ、ドップラログの概要、調整について説明できる。
12週 測深儀 各種測深儀、音響測深儀の概要について説明できる。
13週 天文航法 天球、天体の位置について説明できる。
14週 天文航法 測者と天球、天体の高度測定の概要について説明できる。
15週 期末試験 第09週~14週の内容の理解度を測るために、期末試験を実施する。
16週 答案返却、解説、授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学商船系分野(航海)天文航法天球図に表記されている用語を説明できる。2前13,前14
航海計器磁気コンパスのバウル、ビナクルの各部名称、構造、取扱いについて説明できる。3前2
地磁気、偏差及び自差について説明できる。3前3
自差の原因と修正法について説明できる。3前3
ジャイロスコープの特性について説明できる。3前4
指北原理(指北作用、制振作用)について説明できる。3前5
オートパイロットの構造について説明できる。3前6
各種操舵法及び、取扱い(故障時の対応を含む)について説明できる。3前6
PID制御について説明できる。3前6
各種調整について説明できる。3前6
電磁ログの各部名称及び構造について説明できる。3前10
電磁ログの原理について説明できる。3前10
ドップラーログ及びソナーの構造、取扱いについて説明できる。3前11
ドップラーログ及びソナーの原理について説明できる。3前11
音響測深器の構造、取扱いについて説明できる。3前12
音響測深器の原理について説明できる。3前12

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合75000025100
基礎的能力100000010
専門的能力6500002590
分野横断的能力0000000