概要:
表計算に加え、数学と物理の考え方をExcelを使用して学ぶことにより、物事を多角的に考えて自力で処理する能力を育成する。
授業の進め方・方法:
教員3名および技術職員1名、情報処理演習室での定期試験(70%)と、演習や提出物(30%)により総合的に評価する。
注意点:
授業計画における内容は、船舶職員養成施設・必要履修科目「機関に関する科目-その二(ハ自動制御装置)-」の一部
(「機関に関する科目」32単位のうちの0.2単位分)
(その二(ハ自動制御装置)0.2単位)に対応している。
基本的に毎回、演習結果を提出させる。
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
本授業科目のガイダンス |
授業の内容、進め方、評価方法を説明し、Windows10の基本操作、動作環境についての確認と復習をする。
|
2週 |
Excelの基本操作と関数機能 |
Excelの基本的な操作法と関数によるデータ集計、印刷法を学ぶ。
|
3週 |
統計処理 |
最大値、最小値、平均、分散、標準偏差の統計処理を学ぶ。
|
4週 |
波の性質、信号処理 |
三角関数を使って、波の性質を学ぶ。作図方法も合わせて教示し、視覚的に波の合成を行う。信号処理の基礎を身につける。
|
5週 |
最小2乗法と近似曲線 |
最小2乗法を用いた近似曲線の求め方を学ぶ。
|
6週 |
数値微分 |
数値微分の演習を行う。
|
7週 |
数値積分 |
数値積分の演習を行い、積分と商船学との関連(オートパイロットの制御)について学ぶ。
|
8週 |
エクセルで理解する物理(1) |
力と運動について、距離と速度と加速度の関係、加速度と力の関係をエクセルを使った演習を通して学習する。
|
2ndQ |
9週 |
中間試験 |
2回から8回までの授業内容について、試験を実施する。
|
10週 |
エクセルで理解する物理(2) |
仕事とエネルギーについて、学習する。
|
11週 |
プログラミング言語と制御の実際(1) |
プログラミング言語について概説する。
|
12週 |
プログラミング言語と制御の実際(2) |
与えられたプログラミング言語を用いて、モーターなどハードウェアを制御できる基礎的事項を体験する。
|
13週 |
プログラミング言語と制御の実際(3) |
命令した内容で自由に機器を制御できることを学ぶ。
|
14週 |
総合演習 |
1回から14回までの内容について復習し、問題演習を行う。
|
15週 |
総合演習 |
1回から14回までの内容について復習し、問題演習を行い、解説する。
|
16週 |
期末試験 |
|
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 物理 | 波動 | 自然光と偏光の違いについて説明できる。 | 3 | |
光の反射角、屈折角に関する計算ができる。 | 3 | |
波長の違いによる分散現象によってスペクトルが生じることを説明できる。 | 3 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 商船系分野(航海) | 情報処理 | 表計算ソフトウェアの基本的な使い方を説明できる。 | 4 | |
表計算ソフトウェアにより、基本的なグラフが作成できる。 | 4 | |
コンピュータを構成するハードウェア・ソフトウェアについて説明できる。 | 4 | |
プログラム言語の利用法について説明できる。 | 4 | |
いろいろなコンピュータの利用について説明できる。 | 4 | |
コンピュータを用いたデータ処理方法について説明でき、簡単なデータ処理ができる。 | 4 | |
商船系分野(機関) | 情報処理 | 表計算ソフトウェアの基本的な使い方を説明できる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10 |
表計算ソフトウェアにより、基本的なグラフが作成できる。 | 4 | 前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10 |
コンピュータを構成するハードウェア・ソフトウェアについて説明できる。 | 4 | 前11 |
プログラム言語の利用法について説明できる。 | 4 | 前12 |
いろいろなコンピュータの利用について説明できる。 | 4 | 前13 |
コンピュータを用いたデータ処理方法について説明でき、簡単なデータ処理ができる。 | 4 | 前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前13 |