到達目標
演劇作品について、物語の読解だけではなく、舞台装置、照明、衣裳、音楽、小道具、俳優の身体の効果など、基本的な演劇の知識を習得する。また様々な演劇のジャンルに触れることで日本文化を知り、また我々が生きる時代や社会と芸術との関連について学んでいく。加えて作品に対する自分の考察、分析、調査等を書く力および議論するスキルも身につける。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 演劇の基本的な知識を十分に身につけている。 | 演劇の基本的な知識を身につけている。 | 演劇の基本的な知識を身につけていない。 |
評価項目2 | 作品について、読解、考察する力が十分にある。 | 作品について、読解、考察する力がある。 | 作品について、読解、考察する力がない。 |
評価項目3 | 文章や口頭で自分の考えや調査を十分に表現できる。 | 文章や口頭で自分の考えや調査を表現できる。 | 文章や口頭で自分の考えや調査を表現できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
この講義では、主として演劇(舞台芸術)について学んでいく。演劇は舞台装置、照明、衣裳、音楽、小道具…そして俳優の身体を通して物語世界が舞台上にあらわれるところに面白さがある。このような演劇の特徴を知り基本的な知識を深めながら、作品を読解・鑑賞していく。加えて作品に対する自分の考えを書く力、議論するスキルも養っていく。
授業の進め方・方法:
最初に演劇(舞台芸術)について基本的な知識を講義する。その後、いくつかの作品を鑑賞し、それについて観劇レポートを書く。受講者たちのレポートを共有することで、様々な考えがあることを理解しながら作品および演劇の理解を深めていく。
注意点:
できれば実際に演劇を鑑賞してみてください。なお、状況に応じて、受講生と相談のうえ、授業内容を変更する可能性がありますがご了承ください。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
オリエンテーション |
授業の概要を理解する
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2週 |
演劇とは何か1 |
日本における演劇や劇場の実状を知る
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3週 |
演劇とは何か2 |
他の芸術と比較して演劇の特徴を知る
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4週 |
演劇とは何か3 |
日本にある多様な演劇のジャンルを知る
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5週 |
落語を鑑賞する |
春風亭一之輔の落語を鑑賞する
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6週 |
落語について |
落語の基本的な知識を習得するとともに、作品を理解する
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7週 |
90年代の演劇を鑑賞する |
三谷幸喜の演劇を鑑賞する
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8週 |
現代演劇について |
現代演劇の基本的な知識を習得するとともに、作品を理解する
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2ndQ |
9週 |
歌舞伎を鑑賞する |
野田秀樹の歌舞伎を鑑賞する
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10週 |
歌舞伎について |
歌舞伎の基本的な知識を習得するとともに、作品を理解する
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11週 |
宝塚を鑑賞する |
「ベルサイユのばら」を鑑賞する
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12週 |
宝塚について |
宝塚の基本的な知識を習得するとともに、作品を理解する
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13週 |
近代能楽集を鑑賞する |
三島由紀夫の近代能を鑑賞する
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14週 |
能について |
能の基本的な知識を習得するとともに、作品を理解する
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15週 |
ディスカッション |
討論を通じて、これまでの振り返りを行う。
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16週 |
期末試験(レポート) |
理解度・到達度をレポート形式の試験により行う。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 30 | 0 | 0 | 40 | 30 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 15 | 0 | 0 | 20 | 15 | 0 | 50 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 15 | 0 | 0 | 20 | 15 | 0 | 50 |