線形代数Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 線形代数Ⅱ
科目番号 0109 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 高専テキストシリーズ 線形代数,高専テキストシリーズ 線形代数問題集
担当教員 中川 慶彦

到達目標

・行列の基本的な演算が計算できる.
・連立方程式を消去法で解くことができる.
・行列式を計算することができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1行列の基本的な演算が計算できる.行列の基本的な演算がほぼ計算できる.行列の基本的な演算が計算できない.
評価項目2連立方程式を消去法で解くことができる.連立方程式を消去法で解くことがほぼできる.連立方程式を消去法で解くことができない.
評価項目3行列式を計算することができる.行列式を計算することがほぼできる.行列式を計算することができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
行列の概念と演算を学ばせ,行列式の計算をできるようにする.1次の連立方程式の取り扱いを学ばせる.
授業の進め方・方法:
教員単独による講義
注意点:
評価が60に満たないものは追認試験の受験を希望することができる.それに合格した場合は評価は60となる.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 行列とその演算 行列の概念を理解する.行列に関する用語を理解している.
2週 行列とその演算 行列の演算ができる.
3週 行列とその演算 行列の演算(除法)について学ぶ.2行2列の行列の逆行列を計算できる.
4週 連立2元1次方程式 行列を用いて連立方程式の解を求めることができる.
5週 連立方程式 行列式の概念を理解し,2次,3次行列の行列式の計算ができる.
6週 n次行列の行列式 順列の概念を学び行列式の定義を理解できる.それを用いたn次の行列式の定義を理解できる.
7週 行列式の性質 行列式の双線形性などの性質を理解し,行列式の計算におうようできる.
8週 後期中間試験 16回から22回の内容について中間試験を行う.
4thQ
9週 行列の積の行列式 行列の演算と行列式の関係を利用して行列式の計算ができる.
10週 行列式の展開 行列式の展開を用い行列式の計算ができる.
11週 行列式の応用 行列式を幾何のある問題に応用できる.
12週 基本変形による連立1次方程式の解法 行基本変形を用いて,連立1次方程式の解を求めることができる.
13週 基本変形による逆行列の計算 前回の講義をもとに,逆行列を求める方法を学ぶ.
14週 行列の階数と連立方程式の解 行列の階数と連立方程式の解の関係を学び,解の存在性についての問題を解くことができる.
15週 期末試験 24回から29回までの内容について期末試験を行う.
16週 期末試験の解説
成績確認
期末試験の解説を行う.期末試験の結果を受け,定着度の低いと思われる項目を解説する.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学行列の定義を理解し、行列の和・差・スカラーとの積、行列の積を求めることができる。3後1,後2
逆行列の定義を理解し、2次の正方行列の逆行列を求めることができる。3後3
行列式の定義および性質を理解し、基本的な行列式の値を求めることができる。3後6,後7

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力5000002070
専門的能力2000001030
分野横断的能力0000000