1. 海運業の現状と内容を理解する。
2. 外航・内航貿易における日本の海運業の役割、国内経済との関係を理解する。
3. 時代背景と海運企業の経営戦略の変遷、国家の方針を理解する。
概要:
海運業の現状と内容を理解することを目標とし、海上輸送形態及び実際の輸送貨物の取り扱い等基礎的事項を学ぶ。急速に進展する海運業の現状を把握する。
授業の進め方・方法:
板書、パワーポイントを利用し、学生との質疑応答を出来るだけ取り、理解度を確かめながら講義を進めるように努める。
注意点:
1.本授業は、船舶職員法養成施設必要履修科目「運用に関する科目」の次の項目に対応している。
六 貨物の取扱いおよび積付け
(1)貨物の取扱い、積付け及び保全
(2)危険物の運送中の管理
2.授業改善策
板書を含め、学生との質疑応答を出来るだけ取り、理解度を確かめながら講義を進めるように努める。
3.追認試験
評価が60点に満たない者は願い出により追認試験を受けることが出来る 結果、習得が認められた評価は60点とする。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 商船系分野(航海) | 載貨 | 復原性と船の安全性の関係について説明できる。 | 4 | 前9,前11,前12 |
船の重心、浮心、傾心等の専門用語の意味を説明できる。 | 4 | 前11,前12 |
貨物の移動・積み降ろしによる重心移動について、その移動距離を計算により求めることができる。 | 4 | 前11,前12 |
重心、浮心、傾心それぞれの位置関係から、船体の安定・不安定を評価できる。 | 4 | 前11,前12 |
復原力について、包括的に説明できる。 | 4 | 前9,前11,前12 |
喫水標から船の喫水を測読する方法を説明できる。 | 3 | 前11,前12 |
測読した喫水について、各種修正方法を説明できる。 | 3 | 前11,前12 |
液体の比重差により喫水が変化することを説明できる。 | 3 | 前11,前12 |
船舶の載貨能力、貨物の種類について説明できる。 | 4 | 前9,前11,前12,前13 |
燃焼の三要素について説明できる。 | 4 | 前11,前12,前13 |
引火点、発火点、爆発限界などの用語について説明できる。 | 4 | 前11,前12,前13 |
危険物を輸送する際に取られる様々な安全対策について説明できる。 | 4 | 前11,前12,前13 |
貨物を管理する上での様々な危険項目について説明できる。 | 4 | 前9,前11,前12,前13 |
航海法規 | 海上衝突予防法の概要、及び法律の目的を説明できる。 | 2 | |
海上衝突予防法の基本原則を説明できる。 | 2 | |
海上衝突予防法の航法や船舶が表示すべき灯火形象物、及び各種信号を説明できる。 | 4 | |
他法令との関係を説明できる。 | 3 | |
海上交通安全法の概要、及び法律の目的を説明できる。 | 1 | |
海上交通安全法の適用海域、及び交通方法(一般的航法)を説明できる。 | 2 | |
海上交通安全法の航路ごとの航法を説明できる。 | 1 | |
他法令との関係を説明できる。 | 3 | |
港則法の概要、及び法律の目的を説明できる。 | 1 | |
港則法の適用範囲、及び交通方法を説明できる。 | 2 | |
港則法の航路及び航法を説明できる。 | 1 | |
他法令との関係を説明できる。 | 3 | |