工業熱力学Ⅰ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 工業熱力学Ⅰ
科目番号 0126 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 『わかりやすい熱力学(第3版)』,森北出版株式会社,一色尚次・北山直方共著
担当教員 経田 僚昭

到達目標

 近年の技術開発には、ただ性能を追求するのではなく如何に持続可能な社会を実現するか、地球環境を意識したものとしての視点がおかれている。熱力学を「エネルギー問題の基礎的考え方を養う学問」として捉え、熱力学の第一法則、第二法則を中心に抗議する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1熱と機械仕事との関係が説明できる熱と機械仕事との関係がわかる熱と機械仕事との関係について理解が不十分
評価項目2現実の熱機関サイクルについて独自の視点で説明できる現実の熱機関サイクルについて説明できる現実の熱機関サイクルについて理解が不十分
評価項目3気体の状態変化について計算し、実機設計に応用できる気体の状態変化について計算できる気体の状態変化について計算が困難

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
熱と機械仕事との関係,現実の熱機関サイクルの不可逆性を学ぶ.
授業の進め方・方法:
筆記試験,課題を課す.配分は試験70%,小テストと課題が30%,総合評価60%以上が認定
注意点:
3 機関に関する科目(その三)
 二 熱力学
(1)熱及びエネルギ
(2)理想気体の性質
(3)熱の伝達
(4)燃料の燃焼

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
基本事項
シラバスの説明
熱力学で取り扱う物理法則,単位がわかる
2週 熱力学で取り扱う物理量(1) 熱力学で取り扱う物理量と単位がわかる
3週 熱力学で取り扱う物理量(2) 熱力学で取り扱う物理量の単位変換が計算できる
4週 熱力学の第一法則(1) 熱と仕事との関係がわかる
5週 熱力学の第一法則(2) 熱と仕事との関係が説明できる
6週 熱力学の第一法則の基礎式(1) エネルギー保存則が理解出来る
7週 熱力学の第一法則の基礎式(2) エネルギー保存則を解くことができる
8週 中間試験
2ndQ
9週 気体の状態方程式 気体の状態方程式が理解出来る
10週 気体の状態変化の計算(1) 気体の状態方程式が計算出来る
11週 気体の状態変化の計算(2) 実機における気体の状態方程式が計算出来る
12週 気体の状態変化の計算(3) 実機における気体の状態方程式が計算出来る
13週 サイクルと効率 熱機関のサイクルとその熱効率が計算できる
14週 ヒートポンプと成績係数 ヒートポンプのサイクルとその成績係数が計算できる
15週 演習
成績評価・確認
これまでのまとめ
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合210153030150300
基礎的能力705101050100
専門的能力705101050100
分野横断的能力705101050100