到達目標
近年の技術開発には、ただ性能を追求するのではなく如何に持続可能な社会を実現するか、地球環境を意識したものとしての視点がおかれている。熱力学を「エネルギー問題の基礎的考え方を養う学問」として捉え、熱力学の第二法則、蒸気による熱と仕事の変換を中心に理解出来る。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | カルノーサイクルを中心に各種熱機関サイクルの概要を理解し、説明できる | カルノーサイクルを中心に各種熱機関サイクルの概要が理解できた | カルノーサイクルを中心に各種熱機関サイクルの概要が理解が不十分 |
評価項目2 | 熱力学の第二法則について理解し説明できる | 熱力学の第二法則について理解した | 熱力学の第二法則について理解が不十分 |
評価項目3 | 蒸気の基本性質を理解でき、計算で各種状態量を計算できる | 蒸気の基本性質を理解できた | 蒸気の基本性質の理解が不十分 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
カルノーサイクルを中心に各種熱機関サイクルの概要,熱力学の第二法則、蒸気の基本性質を理解する.
授業の進め方・方法:
筆記試験,課題を課す.配分は試験70%,小テストと課題が30%,総合評価60%以上が認定
注意点:
3 機関に関する科目(その三)
二 熱力学
(1)熱及びエネルギ
(2)理想気体の性質
(3)熱の伝達
(4)燃料の燃焼
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス サイクルについて |
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2週 |
カルノーサイクル |
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3週 |
熱機関の基本サイクル |
オットーサイクル,ディーゼルサイクル,ランキンサイクル,ブレイトンサイクルについて理解する
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4週 |
エントロピーの概念(1) |
カルノーサイクルからエントロピーの考え方が理解出来る
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5週 |
エントロピーの概念(2) |
エントロピーの持つ意味が理解出来る
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6週 |
エントロピーの概念(3) |
身近な現象からエントロピーの増加の原理を説明できる
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7週 |
中間試験 |
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8週 |
蒸気の基本的性質 |
水(蒸気)の基本的性質
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4thQ |
9週 |
蒸気の持つ特性 |
湿り飽和蒸気,乾き飽和蒸気,過熱蒸気について理解する
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10週 |
蒸気表と蒸気線図(1) |
湿り飽和蒸気,乾き飽和蒸気,過熱蒸気
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11週 |
蒸気表と蒸気線図(2) |
湿り飽和蒸気,乾き飽和蒸気,過熱蒸気
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12週 |
再生サイクル(1) |
再生サイクルの概要
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13週 |
再生サイクル(2) |
再生サイクルの構成
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14週 |
再生サイクル(3) |
再生サイクルにおける作動流体の状態量が計算できる
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15週 |
再生サイクル(4) |
再生サイクルの熱効率が計算できる
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16週 |
期末試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 210 | 15 | 30 | 30 | 15 | 0 | 300 |
基礎的能力 | 70 | 5 | 10 | 10 | 5 | 0 | 100 |
専門的能力 | 70 | 5 | 10 | 10 | 5 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 70 | 5 | 10 | 10 | 5 | 0 | 100 |