校内練習船実習Ⅲ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 校内練習船実習Ⅲ
科目番号 0132 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 英語辞書,機関便覧
担当教員 山谷 尚弘

到達目標

リーダーシップ、コミュニケーション能力、忍耐力を養う。
船舶職員養成施設履修科目 三級海技士(機関)
 機関に関する科目(その一)
  出力装置(ディーゼル機関)
  プロペラ装置
 機関に関する科目(その二)
  補機(ポンプ)
  甲板機械
 機関に関する科目(その三)
  材料工学
 執務一般に関する科目
  当直、保安及び機関一般
  船舶による環境の汚染の防止
  損傷制御
  英語
上記ついて理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 実習に積極的に参加することができること実習前の予習がなされ、積極的に実習に参加することができた積極的に実習に参加することができた実習態度が悪くほとんど実習に参加することができなかった
評価項目2 班ごとに行動することができること班をまとめ、積極的な実習ができた班ごとの行動ができ、チームワークを乱さず実習ができた班行動ができず、班員に迷惑をかけた
評価項目3 機関室内の実習で危険予知ができ、安全に実習することができること十分な安全確保ができ、安全な実習をおこなうことができた危険予知ができ、安全な実習ができた危険予知ができず、危険な行動があった

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
実機を通して運転・管理方法を覚える。
機関室内の機器の名称と用途を完全に覚える。
機関室当直者としての資質を高める。
授業の進め方・方法:
練習船「若潮丸」に乗船し、1泊2日船内にて生活する。船内では、講義、実習をおこない、実務を習得する。
注意点:
乗船することを原則とし、課題・レポート・下船テストで総合評価する。


授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1回 前期 乗船実習 1泊2日
実習内容の説明
2週 2回 機関室における出入港作業
出入港作業を乗組員に付き添って実体験する。
3週 3回      〃
      〃
4週 4回      〃
      〃
5週 5回 機関当直と機関日誌
機器の運転状況の把握法と機関日誌の英文記注を理解する。
6週 6回      〃
      〃
7週 7回 海洋汚染とビルジ処理
船内におけるビルジ処理方法を学ぶとともに、海洋汚染に関係する法令を学ぶ
8週 8回      〃
      〃
2ndQ
9週 9回 推進器の原理とプロペラスリップ
プロペラスリップの計算を通して推進器の原理を理解する。
10週 10回      〃
      〃
11週 11回 内燃機関の構造
ディーゼル機関の構造と名称を理解する。
12週 12回      〃
      〃
13週 13回 機関室配管と関連器具
配管に関する用語及び用途を理解する。
14週 14回 機関英語
機関部に関する英単語を理解する。
15週 15回 まとめ
前期実習内容の理解度を確認する。
16週   期末試験
下船テスト
後期
3rdQ
1週 16回 後期 乗船実習 1泊2日
実習内容の説明
2週 17回 機関室における出入港作業
機関室と制御室の出入港作業を理解する。
3週 18回      〃
      〃
4週 19回 暖・冷機作業
主機の暖・冷機作業を実体験する
5週 20回      〃
      〃
6週 21回      〃
      〃
7週 22回 機関当直と機関日誌
当直を通して当直作業と機関日誌記入法を理解する。
8週 23回      〃
      〃
4thQ
9週 24回 ポンプの構造と取り扱い
ポンプの種類と用途及びその構造を学ぶ
10週 25回      〃
      〃
11週 26回      〃
      〃
12週 27回 機関室浸水と対策
機関室浸水の防止策及び対処方法を理解する。
13週 28回      〃
      〃
14週 29回 機関英語
機関部に関係する英単語を理解する。
15週 30回 まとめ
前期・後期の実習内容の理解度を確認する
16週   期末試験
下船テスト

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合3030030100100
基礎的能力10100105035
専門的能力10100105035
分野横断的能力10100100030