経済学Ⅰ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 経済学Ⅰ
科目番号 0143 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 教科書は使わない。講義ノートは担当者が作成し配布する。
担当教員 古田 俊吉

到達目標

行動経済学の基礎知識・理論の習得

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目授業で学ぶ経済学・行動経済学の各種テクニカルターム(専門用語)を十分理解し、それを基に人の意思決定や行動、経済の動きを説明できる。授業で学ぶ経済学・行動経済学の各種テクニカルターム(専門用語)をある程度理解し、それを基に人の意思決定や行動、経済の動きをある程度説明できる。授業で扱う経済学・行動経済学の各種テクニカルターム(専門用語)の理解が足りず、人の意思決定や行動、経済の動きを説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
目標:経済諸事象の意味を理解できるようになること
概要:行動経済学を中心として経済学の基礎知識・理論を学ぶ
授業の進め方・方法:
学生の理解度に応じて、授業計画を変更することがある。教員単独で、講義を実施する。
注意点:
定期試験80点、ポートフォリオ(態度、発表、課題などの平常点)20点とし、合計60点を合格とする。
評価が60点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス シラバスの内容を確認し、ガイダンスを行う。
2週 行動経済学(その1) 経済の動きを知り、理解するには、伝統的経済学と同時に行動経済学が必要であることを理解する。
3週 行動経済学(その2) 行動経済学の体系、行動経済学の最近の話題について知る。
4週 ヒューリスティックス 人の意思決定や行動をヒューリスティックスの観点から理解する。代表性、利用可能性、アンカーリングと調整の3つのヒューリスティックスを理解する。
5週 プロスペクト理論(その1) 人の意思決定や行動をプロスペクト理論の観点から理解する。価値関数を理解する。
6週 プロスペクト理論(その2) 決定のウェイト付けを理解する。
7週 重要事項の確認 重要事項とその理解を確認する。
8週 フレーミング効果 人の意思決定と行動をフレーミング効果の観点から理解する。
2ndQ
9週 メンタル・アカウンティング 人の意思決定と行動をメンタル・アカウンティングの観点から理解する。
10週 時間選好と割引率(その1) 人の通時的意思決定に関し、時間選好、割引率(固定割引率、双曲割引率)、利子率を理解する。
11週 時間選好と割引率(その2) 割引率と人の行動や経済の動きとの関係について理解する。国家間で割引率が異なることを理解する。
12週 リバタリアン・パターナリズムとナッジ 政府の公共政策についての考え方としてのリバタリアン・パターナリズムを理解する。またそこにおけるナッジという手法を理解する。
13週 行動経済学を生活に役立てる 暮らし、ビジネス、市場、政策の4つの観点から、行動経済学を生活に役立てる方法を考える。
14週 ゲーム理論 人の意思決定をゲーム理論の観点から理解する。
15週 前期の学習内容の確認 前期の学習内容の理解を確認する。
16週 成績評価・確認 期末試験および成績評価・確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力80000200100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000