到達目標
これまでの国語では短い作品ばかりを読んできたが、「講読」ではある程度の長さの書物を一冊読み、物事を体系的に理解できることと、読書の習慣を確立できることを第一の目標に掲げる。文芸を原作とする映画の鑑賞を入り口とし、原作とのcompare and contrast analysisを行えるようにするとともに、キャメラワークに注目することにより、メタ認知能力を高め、プロットだけをなぞる読みを脱却する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 一冊の本を自ら研究・分析できる。 | 一冊の本を読み通すことができる | 一冊の本を読み通すことができない。 |
評価項目2 | 比較対照する能力が十分にある。 | 比較対照することができる。 | 比較対照することができない。 |
評価項目3 | あらすじ以外の要素に十分注目できる。 | あらすじ以外の要素にも目が行く。 | あらすじにしか関心が行かない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
文芸を原作とする映画をキャメラワークに注目しながら鑑賞し、原作を精読させる。
授業の進め方・方法:
映画のキャメラワークについて学習する。ミニ映画を実際に撮る実習により、机上の理解をより確かなものにする。文芸を原作とする映画をキャメラワークに注目しながら鑑賞する。そして、原作を精読し、レポートを仕上げる。
注意点:
あらすじ(プロット)をなぞるのではなく、映像と活字の差異やキャメラワークに注目することを要求する。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
オリエンテーション |
授業の概要を理解する
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2週 |
キャメラワーク1 |
キャメラワークを中心に映像学の基本を理解する
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3週 |
キャメラワーク2 |
実際にミニ映画を撮影するための準備を行う
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4週 |
キャメラワーク3 |
実際にミニ映画を撮影する
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5週 |
映画鑑賞1(前) |
『二十四の瞳』を鑑賞する
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6週 |
映画鑑賞1(後) |
『二十四の瞳』を鑑賞する
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7週 |
映画鑑賞2(前) |
『八日目の蟬』を鑑賞する
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8週 |
映画鑑賞2(後) |
『八日目の蟬』を鑑賞する
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2ndQ |
9週 |
映画鑑賞3(前) |
『時をかける少女』を鑑賞する
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10週 |
映画鑑賞3(後) |
『時をかける少女』を鑑賞する
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11週 |
映画鑑賞4(前) |
『舟を編む』を鑑賞する
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12週 |
映画鑑賞4(後) |
『舟を編む』を鑑賞する
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13週 |
映画鑑賞5(前) |
『永遠の0』を鑑賞する
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14週 |
映画鑑賞5(後) |
『永遠の0』を鑑賞する
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15週 |
ディスカッション |
討論を通じて、これまでの振り返りを行う。
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16週 |
期末試験(レポート) |
理解度・到達度をレポート形式の試験により行う。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 60 |
専門的能力 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 |
分野横断的能力 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 |