到達目標
1.海上交通法規である、海上衝突予防法、海上交通安全法、港則法で示されている交通法規を理解する。
2.海上交通法規の基本原則を理解し、適用すべき航法を判断し説明できる。
3.実際に海上交通法規を運用する場面において誤解を招きやすい状況を説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 海上交通法規を理解し説明できる。 | 海上交通法規の概要、目的、適用海域を説明できる。 | 法令の概要、目的、適用海域を説明できない。 |
評価項目2 | あらゆる状況での見合い関係に対して、適用される法規を判断し説明できる。 | 見合い関係やその時の状況に対して適用される規則を説明できる。 | 見合い関係やその時の状況に対して、適用される航法を説明できない。 |
評価項目3 | 他法令との関係を例外規定を含めて理解し説明できる。 | 他法令との関係を説明できる。 | 他法令との関係を説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
海上交通における基本的な考え方、海上交通法規の内容を理解し、船舶職員に必要な知識を身につける。
法規を遵守する義務と必要性を認識し、法律に基づいて状況に適した判断を行うための能力を身につける。
授業の進め方・方法:
教員単独による講義を実施する。
事前に行う準備学習:前回の講義の復習および予習を行ってから授業に臨むこと
(授業外学習・事前)授業内容に関連する条文を予習する。
(授業外学習・事後)授業内容に関する課題を実施する。
注意点:
第一種養成施設 必要履修科目「法規に関する科目」の一に該当。
定期試験(約70%)と演習・提出物(約30%)により総合的に評価する。本科目では、60点以上の評価で単位を認定する。
評価が60点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス、海上衝突予防法総論(法第1~2条)、法における定義(第3条)、他の法令による航法等についての予防法の規定の適用等、規定の特例、経過措置(第40~42条) |
概要、海事法規における役割、基本原則及び目的、適用船舶、適用海域、用語の定義、他の法令や特別法との関係を説明できる。
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2週 |
船員の常務、切迫した危険への対処(法第38~39条) |
船員の常務としての注意、運航上の危険・他船との衝突に対しての注意、切迫した危険のある特殊な状況下での規定離反要件、及び責任を説明できる。
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3週 |
灯火及び形象物(法第20~31条)、音響信号及び発光信号(法第32~37条) |
法定灯火及び形象物の表示について説明できる。表示状態から船舶の種類や状態を判別できる。汽笛の定義、各操船信号、その他の音響信号、発光信号、遭難信号を説明できる。
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4週 |
基本航行規定(あらゆる視界の状態における船舶の航法、法第4~10条) |
見張り、安全な速力、衝突のおそれ、衝突を避けるための動作、狭い水道等における航法、分離通航方式を説明できる。
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5週 |
互いに他の船舶の視野のうちにある船舶の航法(法第11~18条) |
帆船、異種船舶間の航法、追越し船、行会い船、横切り船、避航船、保持船の各航法を説明できる。
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6週 |
視界制限状態における航法(法第19条) |
視界制限状態における基本規定、視界制限状態の航法を説明できる。
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7週 |
海上衝突予防法に関する復讐・総合演習 |
海上衝突予防法の内容を理解し、操船判断に生かすことができるかどうか問題を解き又は演習を行い確認、復習する。
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8週 |
中間試験 |
第1週~第7週の内容の理解度を測る試験を行う。
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2ndQ |
9週 |
海上交通安全法概略および関連法規との関係について |
海上交通安全法で指定された、船舶が輻輳する11航路について、場所および状況を理解し説明できる。
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10週 |
東京湾の航路について |
海上交通安全法で指定された、東京湾の航路について、航法の詳細を理解し説明できる。
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11週 |
伊良湖水道および瀬戸内海東部について |
海上交通安全法で指定された、伊良湖水道および瀬戸内海東部の航路について、航法の詳細を理解し説明できる。
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12週 |
瀬戸内海中西部について |
海上交通安全法で指定された、瀬戸内海中西部の航路について、航法の詳細を理解し説明できる。
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13週 |
港則法の概略と関連法規との関係について |
港則法で定められた基本的な交通法規を理解し説明できる。
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14週 |
港則法の重要具体例および総合演習・復習 |
港則法で定められた,代表的な特例となる場所や状況の交通法規を理解し説明できる。
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15週 |
期末試験 |
第9週~第14週の内容の理解度を測る試験を行う。
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16週 |
答案返却、解説、評価確認、授業アンケート |
答案返却、解説、評価確認、授業アンケート
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |