数学特講Ⅰ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 数学特講Ⅰ
科目番号 0163 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材
担当教員 櫻井 秀人

到達目標

・関数の極限と連続性についてより深く学ぶ.
・テイラー,マクローリンの定理の基本的な概念を理解する.
・微分積分学の基本定理を理解し,応用する.
・陰関数定理の概念を理解する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1基本的な極限の計算ができる.基本的な関数の連続性について調べることができる.基本的な極限の計算ができる.基本的な極限の計算ができない.
評価項目2テイラー展開,マクローリン展開を用いて関数の振る舞いに関する問題を解くことができる.基本的な関数のマクローリン展開ができる.基本的な関数のマクローリン展開ができない.
評価項目3平面の有界閉領域で定義される連続微分可能な関数の最大値,最小値を導くことができる.陰関数定理を理解し,応用することができる.陰関数定理を理解できない.

学科の到達目標項目との関係

MCCコア科目   説明 閉じる

教育方法等

概要:
3年まで学んだ微分積分学を更に発展させ,応用力を身につける.
テイラー・マクローリンの定理について学ぶ.
微分積分学の基本定理について学ぶ.
2変数関数の陰関数定理について学ぶ.
授業の進め方・方法:
教員単独による講義と演習
事前に行う準備学習:前回の講義の復習および予習を行ってから授業に臨むこと
注意点:
授業外学習・事前:授業内容を予習しておく.
授業外学習・事後:授業内容に関する課題を解く.

本科目では,60点以上の評価で単位を認定する.
評価が60点に満たない者は,願い出により追認試験を受けることができる.追認試験の結果,単位の修得が認められた者にあっては,その評価を60点とする.

・教科書について
教科書は特に指定しない.適宜プリントを配布する.
・講義について
演習や課題を多く出し学生の自習を促しながら授業を進める.また,課題などで学生の理解度を把握しながらレベルを調整して講義を進める予定である.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス この講義の目的を理解し、基礎となる事項を復習する
2週 いろいろな極限 さまざまな関数の極限とその計算法を学ぶ
3週 関数の連続性 関数の連続性、微分可能性について学ぶ
4週 平均値の定理 テイラー・マクローリンの定理 平均値の定理、テイラー・マクローリンの定理の応用を学ぶ
5週 テイラー・マクローリンの定理 テイラーマクローリンの定理の応用を学ぶ
6週 ライプニッツの公式 関数の積で表される関数の高次導関数について学ぶ
7週 ライプニッツの公式 ライプニッツの公式の応用を学ぶ
8週 中間試験 1回~7回までの内容について中間試験を行う。
2ndQ
9週 微分積分学の基本定理 微分積分学の基本定理について学ぶ
10週 微分積分学の基本定理 微分積分学の基本定理を用いて問題を解く
11週 2重積分の計算 2重積分の変数変換について学ぶ
12週 2変数関数の最大、最少 領域における2変数関数の極大極小の求め方に関して学ぶ
13週 2変数関数の最大、最少 陰関数定理,ラグランジュの未定定数法について学ぶ
14週 2変数関数の最大、最少 2変数関数の閉領域における最大・最少について学ぶ
15週 期末試験 9回~14回までの内容について期末試験を行う。
16週 総合問題演習
成績評価・確認
期末試験の解説を行う

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度演習・提出物その他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力70000300100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000