到達目標
自動制御理論はロボットに代表される自動機械をある目的にそって動作させるのに必要な理論であり、船舶には各種自動制御機器が搭載されている。自動制御理論の中でもっとも基礎となる考え方がフイードバック理論であり、この概念が高度のロボットにおいて極めて本質的で有用である。本講座を通して、フイードバックシステムに対する直観力を養い、基礎に裏打ちされた、時代の要求するシステムエンジニアの知識を身に付けられるように、取り組んでもらいたい。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
| 評価項目1 | 計測と制御の定義、シーケンス制御の概要・基本回路について理解し、説明できる | 計測と制御の定義、シーケンス制御の概要・基本回路について説明できる | 計測と制御の定義、シーケンス制御の概要・基本回路について理解できない |
| 評価項目2 | 機械制御とプロセス制御について理解し説明できる | 機械制御とプロセス制御について説明できる | 機械制御とプロセス制御について理解できない |
| 評価項目3 | 制御系の数学的記述について理解し説明できる | 制御系の数学的記述について理解し説明できる。７割以上できる | 制御系の数学的記述について理解し説明できる。６割以上できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
自動制御理論の中でもっとも基礎となる考え方がフイードバック理論であり、この概念が高度のロボットにおいて極めて本質的で有用である。本講座を通して、フイードバックシステムに対する直観力を養い、基礎に裏打ちされた、時代の要求するシステムエンジニアの知識を身に付けられるように、取り組んでもらいたい。。
授業の進め方・方法:
○徹底した基礎力アップのため，さらに演習問題や小テストを強化。○学問への興味と理解度を深めるため，視聴覚的な要素を増加。
注意点:
○評価が６０点に満たない者は、願い出によって追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を６０点とする。評価方法及び評価基準は本試験と同じとする。
中間試験と前期末試験の結果（９０％）と授業時間内外の演習・課題（１０％）を総合評価する。
３級海技士（航海）第1種船舶職員養成施設、必要履修科目
３級海技士（機関）第1種船舶職員養成施設、必要履修科目
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
| 前期 |
| 1stQ |
| 1週 |
シーケンス制御の概要と基本回路 |
(1)シラバスの説明
(2)シーケンス制御の意味、定義、制御用部品と基本回路について学ぶ。
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| 2週 |
シーケンス制御の基本機能回路Ⅰ |
シーケンス基本機能（シーケンス図、自己保持回路）について学ぶ
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| 3週 |
シーケンス制御の基本機能回路Ⅱ |
シーケンス基本機能（インタロック回路、タイマ回路）について学ぶ
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| 4週 |
プログラマブルコントローラⅠ |
プログラマブルコントローラ（基本構成、ラダー図、シーケンス図からラダー図への変換）について学ぶ
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| 5週 |
プログラマブルコントローラⅡ |
プログラマブルコントローラ（プログラミング、プログラミングの構成、プログラミングの実行順序）について学ぶ
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| 6週 |
シーケンス制御の演習 |
シーケンス制御の演習
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| 7週 |
フィードバック制御の基礎 |
フィードバック制御のブロック線図と伝達関数の基礎について学ぶ
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| 8週 |
中間テスト |
１回から７回までの講義内容について、中間試験を実施。
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| 2ndQ |
| 9週 |
フィードバック制御の特性Ⅰ |
比例要素、微分要素、積分要素の伝達関数について学ぶ
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| 10週 |
フィードバック制御の特性Ⅱ |
比例要素、微分要素、積分要素のベクトル軌跡について学ぶ
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| 11週 |
フィードバック制御の特性Ⅲ |
比例要素、微分要素、積分要素のボード線図について学ぶ
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| 12週 |
12回 フィードバック制御の特性Ⅳ |
ステップ応答、インディシャル応答、一次遅れ応答、二次遅れ応答、無駄時間について学ぶ
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| 13週 |
13回 基本フィードバック制御の演習 |
基本フィードバック制御の演習
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| 14週 |
14回 電子計測の概要 |
計測の誤差と正確さと精密さ、電子計測機器（オシロスコープ、デジタルマルチメータ、各種センサ）について学ぶ
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| 15週 |
15回 成績確認 |
(1)期末試験の成績確認
(2)授業評価アンケートの実施
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| 16週 |
期末試験 |
記述問題を中心に出題する
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
| 分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | 課題 | 合計 |
| 総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 専門的能力 | ９0 | 0 | 0 | 0 | 0 | １0 | 0 |
| 分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |