到達目標
現代人の思考方法を形成してきた様々な哲学思想の一端に触れることで、様々な難問やパラドックスに気づき、哲学の発想から、常識とは違う角度からものを見る方法を考えることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安(優) | 標準的な到達レベルの目安(良) | 未到達レベルの目安(不可) |
評価項目1 | 現代人を取り巻く様々なパラドックスにとてもよく気づき、哲学の発想から、常識とは違う角度からものを見る方法を考えることが、とてもよくできる。 | 現代人を取り巻く様々なパラドックスに気づき、哲学の発想から、常識とは違う角度からものを見る方法を考えることができる。 | 現代人を取り巻く様々なパラドックスに気づき、哲学の発想から、常識とは違う角度からものを見る方法を考えることができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
善悪・美醜・真偽の成立可能性などについて。通史的に代表的な思想家の言説を手がかりとして考える。入門書・啓蒙書や邦訳された哲学書などの記述を参考に上記のテーマについて理解と考察を進め、自分なりの考えを表明できることを目標とする。
授業の進め方・方法:
教員単独による講義を中心とする。必要に応じて、学生による発表と討論を交える
注意点:
講義プリントや資料などの保存・整理を怠らないこと。授業では、毎回、自分で読み・考え・表現することが求められる。 授業への参加の態様も評価の対象となる。授業計画は理解度・関心度などに応じて適宜、変更されることがある。 評価が60点に満たないときは、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。 家庭学習の際は使用テキスト・資料などをあらかじめ読んでおくことが望ましい。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス 哲学を学ぶ意義 |
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2週 |
人間とは何か 人間の誕生 人間の行動 |
人間と言う概念 未完成のままで生まれる動物 シンボルを操る動物
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3週 |
人間と言語 ロビンソン的人間と自然 |
錯乱のヒト・言語と自然観 合理的労働・環境と人間
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4週 |
心身問題の歴史的背景 デカルトの心身関係論 |
霊魂・実体・身体 思考と延長
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5週 |
意志と中枢神経系 感覚と中枢神経系 身体図式・現象的身体 |
物理的・心理的なレヴェル 感覚と心理状態 メルロー・ポンティの身体論
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6週 |
死と人間 形而上学的不死思想 |
「汝自身を知れ」 死と文化 個人の魂の存続
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7週 |
実存と死 |
現存在と死・無の経験 道具の存在・他人の存在
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8週 |
癒合的社会性 |
幼児の対人関係 嫉妬
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4thQ |
9週 |
個人と社会 全体化の哲学 |
社会的動物 プラトン・アリストテレス・和辻
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10週 |
全体化の実相 他者の優位 |
全体化の放棄 他者の優位
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11週 |
存在論と認識論 |
経験主義と合理主義 理性と知覚
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12週 |
ウィトゲンシュタインの言語批判 自覚としての哲学の問い |
哲学の問いとしての「…とは何か」 ビッグ・バン理論
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13週 |
哲学とメタ言語 |
「メタ言語」とは何か
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14週 |
メタ言語としての「幸福」 メタ言語としての「私」 |
「幸福」とは何か 「自我」とは何か
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
まとめ 成績評価・確認 |
哲学の主な主題を概観する
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 85 | 0 | 0 | 0 | 0 | 15 | 100 |
基礎的能力 | 85 | 0 | 0 | 0 | 0 | 15 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |