船舶工学Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 船舶工学Ⅱ
科目番号 0176 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「これ一冊で船舶工学入門」(海文堂)
担当教員 向瀬 紀一郎

到達目標

1.船舶の推進に関する専門的な知識を理解し説明できる
2.船舶の効率に関する専門的な知識を理解し説明できる
3.船体の強度に関する専門的な知識を理解し説明できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1船舶の推進に関する知識を十分に説明できる船舶の推進に関する知識を説明できる船舶の推進に関する知識を説明できない
評価項目2船舶の効率に関する知識を十分に説明できる船舶の効率に関する知識を説明できる船舶の効率に関する知識を説明できない
評価項目3船体の強度に関する知識を十分に説明できる船体の強度に関する知識を説明できる船体の強度に関する知識を説明できない

学科の到達目標項目との関係

MCCコア科目   説明 閉じる

教育方法等

概要:
船舶の推進や効率,船体の強度に関する基礎知識を学ぶ。
授業の進め方・方法:
教員単独による講義を実施する
注意点:
3級海技士第1種養成施設 運用に関する科目の一部(船舶の構造・設備・復原性及び損傷制御)・機関に関する科目の一部(プロペラ装置) に該当。
定期試験(50%)と課題(50%)により総合的に評価する。
評価が60点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 授業の目的を理解し説明できる
2週 船の推進方法の分類 船の推進方法の分類を理解し説明できる
3週 スクリュープロペラの基礎理論 スクリュープロペラの基礎理論を理解し説明できる
4週 スクリュープロペラの効率 スクリュープロペラの効率を理解し説明できる
5週 スクリュープロペラのキャビテーション スクリュープロペラのキャビテーションを理解し説明できる
6週 船体とスクリュープロペラの相互作用 船体とスクリュープロペラの相互作用を理解し説明できる
7週 船の推進効率 船の推進効率を理解し説明できる
8週 スクリュープロペラの設計方法 スクリュープロペラの設計方法を理解し説明できる
4thQ
9週 船に作用する力とモーメント 船に作用する力とモーメントを理解し説明できる
10週 船体材料の種類と強度 船体材料の種類と強度を理解し説明できる
11週 船体の横強度 船体の横強度を理解し説明できる
12週 船体の縦強度 船体の縦強度を理解し説明できる
13週 船体強度の計算方法 船体強度の計算方法を理解し応用できる
14週 船体の構造 船体の構造を理解し説明できる
15週 期末試験 期末試験
16週 期末試験の解答 期末試験の解答

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学商船系分野(航海)船舶工学鉄鋼材料について、その性質を説明できる。4後10
静定はりについて、せん断力の計算方法及びSFDの作図方法を説明できる。4後13
静定はりについて、曲げモーメントの計算方法及びBMDの作図方法を説明できる。4後13
船体に作用する応力について説明できる。4後9
船体に必要な強度について説明できる。4後11,後12,後13
船体の構造について説明できる。4後14
推進器の種類、出力と推進効率について説明できる。4後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8
操船論出力と効率について説明できる。2
船の速力、抵抗について説明できる。2
商船系分野(機関)船舶基礎工学船体構造に関する各部の名称および構造について認識し、その特徴について説明できる。4後14
船体用鋼材の種類および接合方法について認識し、その特徴について説明できる。4後10
船体に加わる力について認識し、その特徴について説明できる。4後9
船体に働く応力(せん断応力、曲げ応力など)について認識し、それらを計算できる。4後11,後12,後13
推進器および船尾管の種類および構造について認識し、その特徴について説明できる。4後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8
推進器の性能を表す各種効率について認識し、求めることができる。4後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8
推進装置の種類および構造について、説明できる。4後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8
推進システムの性能、評価に必要な基礎知識を習得し、適用できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50000500100
基礎的能力1000030040
専門的能力4000020060
分野横断的能力0000000