船体運動論

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 船体運動論
科目番号 0178 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 向瀬 紀一郎

到達目標

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1船舶操縦性能の概要を十分に説明できる船舶操縦性能の概要を説明できる船舶操縦性能の概要を説明できない
評価項目2船体の旋回運動のメカニズムを十分に説明できる船体の旋回運動のメカニズムを説明できる船体の旋回運動のメカニズムを説明できない
評価項目3船舶操縦運動の特徴を十分に説明できる船舶操縦運動の特徴を説明できる船舶操縦運動の特徴を説明できない

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
船舶操縦性能の概要,船体の旋回運動のメカニズム,船舶操縦運動の特徴を学ぶ。
授業の進め方・方法:
教員単独による講義を実施する
事前に行う準備学習:前回の講義の復習および予習を行ってから授業に臨むこと
(授業外学習・事前)授業内容を予習しておくこと
(授業外学習・事後)授業内容を復習しておくこと
注意点:
3級海技士第1種船舶職員養成施設 運用に関する科目の一部(操船) に該当。
定期試験(50%)と課題(50%)により総合的に評価する。
評価が60点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 授業の目的を理解し説明できる
2週 船舶操縦系の操作量と制御量 船舶操縦系の操作量と制御量について理解し説明できる
3週 直線運動の方程式の導出 直線運動の方程式の導出について理解し説明できる
4週 回転運動の方程式の導出 回転運動の方程式の導出について理解し説明できる
5週 旋回運動方程式の導出 旋回運動方程式の導出について理解し説明できる
6週 旋回運動方程式の解析 旋回運動方程式の解析について理解し説明できる
7週 巨大船の操縦性能 巨大船の操縦性能について理解し説明できる
8週 中間試験 中間試験
4thQ
9週 旋回運動に伴う諸現象 旋回運動に伴う諸現象について理解し説明できる
10週 側壁影響と2船間の相互作用 側壁影響と2船間の相互作用について理解し説明できる
11週 浅水影響 浅水影響について理解し説明できる
12週 Turning ability と Initial turning ability Turning ability と Initial turning ability について理解し説明できる
13週 Yaw-checking and course-keeping ability Yaw-checking and course-keeping ability について理解し説明できる
14週 Stopping ability Stopping ability について理解し説明できる
15週 期末試験 期末試験
16週 期末試験の解答 試験返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学商船系分野(航海)操船論船舶の旋回運動に関する名称を説明できる。4後5,後6
操縦性試験または船舶の操舵法を説明できる。4後7
プロペラの作用と操船の関係について説明できる。4後7
惰力と停止性能について、発動惰力と停止惰力の違いを説明できる。4後14
船舶の受ける風圧力を説明できる。4後13
船舶が受ける風及び波浪の影響について説明できる。4後13
航走中に起こる船体沈下現象について説明できる。4後11
水深の浅い水域を航行する時の余裕水深について説明できる。4後11
バンクサクションについて、その現象を説明できる。4後10
2船舶間の相互作用について説明できる。4後10

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50000500100
基礎的能力1000030040
専門的能力4000020060
分野横断的能力0000000