船舶海洋学Ⅲ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 船舶海洋学Ⅲ
科目番号 0187 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 各教員による配布資料など
担当教員 西井 典子,中谷 俊彦,金山 恵美

到達目標

船舶職員として海にかかわる事象を法的側面からとらえる能力を習得する。また一般的な政治経済知識も学ぶ。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
海に係る法制度船舶職員として知っておくべき海事法全般を習得できる。船舶職員として知っておくべき海事法全般を概ね習得できる。船舶職員として知っておくべき海事法全般を習得できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
海事に係るトピックスについて法的側面を交えながら講義を行う。授業当初に一般的な政治経済知識も学ぶ。
授業の進め方・方法:
商船学科の教員が持ち回りで、海事技術者が知り得ておくべきテーマに関する講義を行う。
授業内容と方法は各教員の指示による。
事前に行う準備学習:前回の講義の復習および予習を行ってから授業に臨むこと
(授業外学習・事前)授業内容を予習しておく。
(授業外学習・事後)授業内容に関する課題を解く。
注意点:
各教員の授業分担によっては、順番が変更になることがある。
評価は、定期試験のほか、各教員の課題・レポートに負う場合がある。各教員の担当部分で100点法の評価を行い、最終評価はその平均値とする。
第1回から第5回までの内容については、第5回目での演習と課題によって評価を行う。評価は演習(約75%)と課題(約25%)により総合的に評価する。
第6回から第10回までの内容については、期末試験および課題によって評価を行う。
本科目では、60点以上の評価で単位を認定する。評価が60点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
国家、主権について
授業方針、概要を理解する。
国家の三要素や領土/領海/領空を理解する。特に国連海洋条法条約での海域を理解する。
2週 憲法について
三権分立について
憲法の三大原則を理解する。
立法/行政/司法の仕組みを再確認する。
3週 舶用品の型式承認について 型式承認の概念を理解する。
4週 型式承認及び検定を経て行われる検査について プロトタイプに対する型式承認試験、量産品に対する検定および合格品について理解する。

5週 型式承認及び検定を経て行われる検査について
演習
プロトタイプに対する型式承認試験、量産品に対する検定および合格品について理解する。
第1回から第5回までの内容について演習を行い、理解度を確認する。
6週 海の利用と管理 港湾の役割と機能、港湾の種類、港湾管理について理解する
7週 海の利用と管理 港湾政策の変遷、国家海洋政策の概要を理解する
8週 海の利用と管理 海域利用における現状と新たな問題について理解する
4thQ
9週 富山県の海域利用と環境 富山湾と環境、地元の海域利用と政策について理解する
10週 富山県の海域利用と環境 富山湾と環境、地元の海域利用と政策について理解する
第6回から第10回までの内容について理解度を確認する課題および演習を行う。
11週 船舶設備規定 船舶に搭載された設備の法的根拠
12週 船舶救命設備規定、船舶消防設備規定 救命設備の概要、消火設備の概要
13週 船員労働安全衛生規則 船内作業の安全確保
14週 航海用具の基準・偽装数 船舶検査物品、艤装数の根拠と理解
15週 期末試験 期末試験
16週 答案返却、解説、授業アンケート 答案返却、解説、授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力100000010
専門的能力6000030090
分野横断的能力0000000