航海英語Ⅱ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 航海英語Ⅱ
科目番号 0200 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 IMO標準海事通信用語集【2020年2月版】、国土交通省海事局 監修、成山堂
担当教員 布目 明弘

到達目標

1.船舶の運航に必要な基礎的標準海事英語を習得する。
2.標準海事通信用語を使用して航海情報を伝えることができる。
3.海事英語によるコミュニケーション能力を習得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1専門英語を十分理解し、説明できる。専門英語を理解し、説明できる。専門英語を理解し説明できない。
評価項目2標準海事通信用語を使用して航海情報を伝えることができる。標準海事通信用語を理解し、英語で航海情報を伝えることができる。英語で航海情報を伝えることができない。
評価項目3海事英語で十分会話することができる。英語で会話することができる。英語で会話することができない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
船舶職員に必要とされる専門英語の知識およびコミュニケーション能力を養う。
授業の進め方・方法:
教員単独による講義・演習を行う。
注意点:
3級海技士(航海)第1種船舶職員養成施設 上級航海英語講習に該当。
成績評価は、定期試験(70%)と演習・提出物等(30%)による100点法とする。
評価が60点に満たない者は、願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果、単位の修得が認められた者にあっては、その評価を60点とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス SMCPの基本 SMCPについて説明できる。
講義の進め方や課題等について説明できる。
2週 総説・航海術語 SMCPで定められている通信方法について説明できる。
航海術語を説明している英文を読むことができる。
3週 操船 英語で航海当直時の基本的なコミュニケーションを取ることができる。
英語で周囲の状況を船長に報告できる。
4週 船内における安全1 英語で緊急事態(火災、浸水等)発生時における乗組員とのコミュニケーションを取ることができる。
5週 船内における安全2 英語で緊急事態(作業中の事故、落水等)発生時における乗組員とのコミュニケーションを取ることができる。
6週 貨物及び貨物の取扱い 英語で乗組員に対しTool Box Meetingを実施することができる。
英語で荷役中のコミュニケーションを取ることができる。
7週 乗客の保護 英語で操練を計画し、実施することができる。
英語で緊急時における注意事項を乗客に説明できる。
8週 中間試験 第1週~第7週の内容の理解度を測る試験を行う。
2ndQ
9週 遭難通信 英語で遭難通信を行い、状況説明をすることができる。
英語で遭難通信を受信した際のコミュニケーションを取ることができる。
10週 緊急通信 英語で緊急通信を行い、状況説明をすることができる。
英語で緊急通信を受信した際のコミュニケーションを取ることができる。
11週 安全通信 英語での航行警報を理解することができる。
英語で航行警報の内容を船長に報告することができる。
12週 水先・特殊事項 英語で水先人の要請や乗船時のコミュニケーションを取ることができる。
英語でその他の手配に関するコミュニケーションを取ることができる。
13週 船舶交通サービス(VTS)標準用語 英語でVTSとの通信を行うことができる。
14週 演習 学習した内容の総合的演習
15週 期末試験 第9週~第14週の内容の理解度を測る試験を行う。
16週 答案返却、解説、評価確認、授業アンケート 答案返却、解説、評価確認、授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3前2,前3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。4前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3前4,前5,前6,前9
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。4前5,前6,前7,前10,前11,前14
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3前5,前6,前9,前11,前12,前13
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3前3,前7,前14
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。4前5,前6,前7,前10,前11,前14

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力3000010040
専門的能力4000020060
分野横断的能力0000000