校内練習船実習Ⅳ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 校内練習船実習Ⅳ
科目番号 0206 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 舶用ディーゼル機関教範,英語辞書,機関便覧
担当教員 山谷 尚弘

到達目標

船舶職員養成施設履修科目 三級海技士(機関)
 機関に関する科目(その一)
  出力装置(ディーゼル機関)
 機関に関する科目(その二)
  補機(ポンプ)
  電気工学、電子工学及び電気設備
  甲板機械
 機関に関する科目(その三)
  熱力学
 執務一般に関する科目
  燃料油及び潤滑油の特性
  当直、保安及び機関一般
  英語
上記について理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 実習の指揮が取れること実習の指揮ができ、全体をスムーズに行動させることができた実習の指揮が取れた実習の指揮ができなかった
評価項目2 機関室機器の運転ができること機関室機器を安全に運転することができた機関室機器の運転ができた機関室機器の運転ができない
評価項目3 機関当直ができること十分な見回りをおこない安全な当直をおこなった機関室の基本的な当直がとれた機関室当直ができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
・5年間の総まとめとしての実習とする。
・機器の操作を積極的に実体験する。
・教科書で学んだ事項を実機を通して再確認する。
授業の進め方・方法:
練習船「若潮丸」に乗船し、1泊2日船内にて生活する。船内では、講義、実習をおこない、実務を習得する。
注意点:
乗船することを原則として、課題、レポート、下船テストで総合評価する。


授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1回 前期乗船実習1泊二日
実習内容の説明
2週 2回 機関室及び船首・船尾の出入港作業
各所の出入港作業を体験する
3週 3回      〃
     〃
4週 4回 甲板機械の操作
出入港作業を通して甲板機械の操作法を理解する。
5週 5回      〃
     〃
6週 6回 機関当直と機関日誌
当直業務全般を理解する。
7週 7回      〃
     〃
8週 8回 暖機・冷機作業と機器操作
実習生だけで暖機、冷機作業をおこなう。
2ndQ
9週 9回      〃
     〃
10週 10回      〃
     〃
11週 11回 発電機の並列運転
手動による発電機の並列運転を体得する
12週 12回      〃
     〃
13週 13回 主機関の構造と運転
ディーゼル機関主要部の構造と整備方法を理解する。
14週 14回      〃
     〃
15週 15回 機関英語
機関日誌記入に関する英語表記を理解する。
16週   期末試験
下船テスト
後期
3rdQ
1週 16回 後期乗船実習1泊2日
実習内容を説明する
2週 17回 出入港作業
機関部、甲板部全般の出入港作業を理解する。
3週 18回     〃
     〃
4週 19回 機関当直と機関日誌
機関日誌の記入方法を理解する。
5週 20回     〃
     〃
6週 21回 暖機・冷機作業
実習生だけで暖機、冷機作業を理解する。
7週 22回     〃
     〃
8週 23回     〃
     〃
4thQ
9週 24回 指圧図と馬力計算
指圧図の採集方法と馬力計算方法を理解する。
10週 25回     〃
     〃
11週 26回 燃料弁整備
主機燃料弁の整備作業を通して、構造及び取扱い方法を理解する。
12週 27回     〃
     〃
13週 28回 ポンプ整備
渦巻きポンプと歯車ポンプを開放して、構造及び取扱い方法を理解する。
14週 29回     〃
     〃
15週 30回 機関英語
機関部で使用される実務英語を理解する。
16週   期末試験
下船テスト

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合2525030200100
基礎的能力101001010040
専門的能力101001010040
分野横断的能力550100020