船舶航海実務

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 船舶航海実務
科目番号 0211 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 船と海運の話
担当教員 笹谷 敬二

到達目標

機関コース卒業生の就職分野において、最小限必要で実務的な商船学科航海コースの専門科目の概要を理解する。内容は、海運業の概要、船体主要目、船体構造、船舶設備、載荷、操船、船橋当直、入出渠・船体保存手入れ、海上保険、傭船契約、ISMコード、海上交通ルールおよび船位論である。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
海運業の概要、船体主要目、船体構造、船舶設備、載荷、操船、船橋当直、入出渠・船体保存手入れ、海上保険、傭船契約、ISMコード、海上交通ルールおよび船位論 について講義を行う。
授業の進め方・方法:
教科書および配布資料を中心に適宜、演習および実船を用いながら授業を進める。
注意点:
出来るだけ質疑・応答を取り理解度を確認しながら講義を進めるように努める。評価が60点に満たない者は,願い出により追認試験を受けることができる。追認試験の結果,単位の修得が認められた者にあっては,その評価を60点とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 船体要目概要 船の歴史と海運の役割
2週 船体構造概要 1)船の種類
(2)船の構造 主要寸法(長さ、幅、深さ)、喫水マーク及び満載喫水マーク、トン数,船級協会等構造様式、船首構造、船尾構造、倉内構造等
3週 船舶設備概要 (1)船の設備 操舵設備、錨及び錨鎖、荷役設備、救命設備等
4週 船体保存手入れの概要 入渠・出渠、船舶検査、船体保存手入れ等
5週  操船概要 係留施設(岸壁、ブイ係留等)の種類、係留方法等
6週 船橋当直概要 航海当直、停泊当直(主な保安業務内容、荷役当直)に関する事項
7週 中間試験
8週 海上保険概要 海上保険の意義と定義、種類(船舶保険、PI保険)等
4thQ
9週 傭船契約概要 用船契約の種類、定期船の運送契約等
10週 ISMコード概要 制定の経緯、目的、ISO9000シリーズとの関係等 定義、適用、運用等の内容
11週 海上交通ルール概要1 海上衝突予防法(適用、基本的な考え方、航法)
12週 海上交通ルール概要2 海上衝突予防法(航法、形象物、信号等)
13週 海上交通ルール概要3 海上交通安全法 港則法
14週 船位論 船位、航程等に関する用語、地文航法等
15週 期末試験
16週 答案返却 解説 授業 アンケートなど

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0000000
基礎的能力0000000
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000