英語コミュニケーションⅠ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 英語コミュニケーションⅠ
科目番号 0007 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 エコデザイン工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 Fundamental Science in English Ⅱ・Fundamental Science in English Ⅱ Workbook・ALC NetAcademy NEXT
担当教員 青山 晶子

到達目標

1. 英文の語・句・節、および文構造とその構成要素を正しく判断し、理工系の文脈に合った、正確な英文を書くことができる。
2. 高専(高校)低学年次の理科と数学の学習で用いられる専門用語を正しく綴り、発音することができる。また、数や単位、数式や公式など、科学的事象の記述に用いられる既習の表現を、自然な英語で音読することができる。
3. 科学的な事象の記述に多用されるパラグラフの構造を正確に分析し、トピックを中心とする正しい情報の読み取りができる。
4. 科学的事象の記述に用いられる以下の表現を使って、簡潔で明確な英文を書くことができる。
(a) 態(能動態/受動態)の考え方を理解し、文脈に応じて正しい主語と適切な態で英文を書くことができる。
(b) 英語の時制について、書き手の意識を理解することができる。また、適切な時制を使って英文を書くことができる。
(c) 準動詞(不定詞/動名詞/分詞)の性質を理解し、英文の構成要素として正しく使うことができる。
(d) 関係詞の用法を理解し、理数系の文脈で正しく使うことができる。
(e) 無生物を主語とした英文や、英語の一般的な学習内容を超える冠詞や前置詞の用法を使って、理工系の文脈にふさわしい英文を書くことができる。
5. 高専(高校)低学年次に学習する理科と数学の内容について、簡潔で自然な英語を使って、口頭で内容を伝えることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 英文の語・句・節、および文構造とその構成要素を正しく判断し、理工系の文脈にあった、綴りや文法に誤りのない正確な英文を書くことができる。英文の語・句・節、および文構造とその構成要素を正しく判断し、理工系の文脈にあった、概ね正確な英文を書くことができる。英文の語・句・節、および文構造とその構成要素について正しい判断ができない。また、綴りや文法事項に誤りのない英文を書くことができない。
評価項目2 高専(高校)低学年次の理科と数学で扱われる内容の専門用語を正しく綴り発音することができる。数や単位、数式や公式など、科学的事象の記述に用いられる表現を自然な英語で音読できる。高専(高校)低学年次の理科と数学で扱われる内容の専門用語を概ね正しく綴り発音することができる。数や単位、数式や公式など、科学的事象の記述に用いられる表現を概ね自然な英語で音読できる。高専(高校)低学年次の理科と数学で扱われる内容の専門用語を正しく綴り発音することができない。数や単位、数式や公式など、科学的事象の記述に用いられる表現を自然な英語で音読できない。
評価項目3 科学的事象の記述に多用されるパラグラフの構造を正確に分析し、トピックを中心とする情報を正しく読み取ることができる。科学的事象の記述に多用されるパラグラフの構造を概ね正確に分析し、トピックを中心とする情報を読み取ることができる。科学的事象の記述に多用されるパラグラフの構造を分析することができず、トピックを中心とする情報を読み取ることができない。
評価項目4 科学的事象の記述に多用される表現を正しく使って、簡潔で明確な英文を書くことができる。科学的事象の記述に多用される表現を概ね正しく使って、簡潔で明確な英文を書くことができる。科学的事象の記述に多用される表現を正しく使うことができず、簡潔で明確な英文を書くことができない。
評価項目5 高専(高校)低学年次の理科と数学で既習の内容について、簡潔で自然な英語を使って口頭で内容を伝えることができる。高専(高校)低学年次の理科と数学で既習の内容について、簡潔で自然な英語を使って口頭で内容を概ね伝えることができる。高専(高校)低学年次の理科と数学で既習の内容について、英語を使って口頭で内容を伝えることができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-1 説明 閉じる
JABEE 1(2)(f) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
英文の構造を判断し、その意味を正確に把握するための基礎となる英文法を体系的に学習する。高専(高校)低学年次で既習の英文法を整理した上で、動詞の特性や用法、文構造等を中心に、英語運用能力をさらに発展させることを主たる目標とする。本授業を通して新たな科学的知見を得るのではなく、これまでに既習・既知の科学的事象を理工系の表現に富んだ英文を通して理解・確認することで、英語独特の表現に慣れると同時に、学習者が自身の興味関心について発信できる英語運用能力を獲得することを目標とする。
授業の進め方・方法:
講義と演習
授業は、学習者によって十分な予習がなされていることを前提に進められる。予習用の資料等をTEAMSで配信するので、授業前に必ず確認し、学習のポイントを理解してから教室での授業に臨むこと。授業においては積極的な質問や発言を歓迎する。
注意点:
・テキストは高専(高校)低学年次の理科や数学で既習の基礎的な科学事象について比較的平易な英文で丁寧に記述したものであり、各パートに含まれる語数も多くはない。パート毎に文法事項がピックアップされ丁寧に解説されているので、予習用教材と併せて学習することでより理解が深まるであろう。専門用語がやや多く見えるが、理工系英語の特徴であり、きちんと理解し習得すべき用語ばかりである。十分に予習したうえで授業に臨み、疑問点はすぐに質問し、早めに復習して知識を定着させる、という学習サイクルを早く身につけること。
・毎週配信されるオンライン教材「アルクネットアカデミーネクスト」の課題を期限までに終えること。
・TOEICIPおよびTOEIC公開試験を受験すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
選択

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、基本文法の総復習、品詞、文型、関係詞など。 授業ガイダンス、品詞、文型、関係詞を正確に説明することができる。
2週 Lesson 1 Trigonometry
Part 1 Trigonometric Ratios
「代表」を表すa/an、「前提条件」を表すwhere、を正しく使うことができる。
3週 Lesson 1 Trigonometry
Part 2 Radians
so that S + V 〜、倍数表現、範囲・限定を表すin、を正しく使うことができる。
4週 Lesson 1 Trigonometry
Part 3 Graphs of Sine Function
変動する数量につく不定冠詞a/an、「情報共有」を表す定冠詞theを正しく使うことができる。
5週 Lesson 2 Elements
Part 1 Periodic Table
仮定法の基礎を理解する。no longer 〜、if … be to 〜 を正しく使うことができる。
6週 Lesson 2 Elements
Part 2 Isotopes
間接疑問、先行する名詞の重複を避ける代名詞that/thoseを正しく使うことができる。
7週 Lesson 2 Elements
Part 3 Mole
even if、even though、only have toなどの表現を正しく使うことができる。
8週 中間テスト
前置詞+関係代名詞、名詞を強調するsuch、「対比」を表すwhileを正しく使うことができる
2ndQ
9週 Lesson 3 Force
Part 1 Speed, Velocity and Acceleration
形式主語、the+比較級・the+比較級、使役動詞を正しく使うことができる。
10週 Lesson 3 Force
Part 2 Mass and Forces
仮定法の応用を理解する。倍数(分数)表現を正しく使うことができる。
11週 Lesson 3 Force
Part 3 Gravity
as 〜 as possible、比較級 and 比較級、を正しく使うことができる。
12週 Lesson 4 Calculus
Part 1 Limits
仮定法の応用を理解する。倍数(分数)表現を正しく使うことができる。
13週 Lesson 4 Calculus
Part 2 Differential Calculus
to不定詞(名詞用法)と動名詞の既習事項を復習し、正しく使うことができる。
14週 Lesson 4 Calculus
Part 3 Integral Calculus
前置詞を伴うWH疑問文、exceptとexcept forを正しく使うことができる。
15週 期末試験
16週 答案返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題・提出物合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力80000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000