英語コミュニケーションⅡ

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 英語コミュニケーションⅡ
科目番号 0008 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 エコデザイン工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 Fundamental Science in English Ⅱ・Fundamental Science in English Ⅱ Workbook(成美堂)高専生が無理なく学べる理工系英文ライティング(私家版)
担当教員 青山 晶子

到達目標

1. 英文の語・句・節、および文構造とその構成要素を正しく判断し、理工系の文脈に合った、正確な英文を書くことができる。
2. 高専(高校)低学年次の物理、化学、数学等の学習で用いられる専門用語を正しく綴り、発音することができる。また、数や単位、数式や公式など、科学的事象の記述に用いられる既習の表現を、自然な英語で音読することができる。
3. 科学的な事象の記述に多用されるパラグラフの構造を正確に分析し、トピックを中心とする正しい情報の読み取りができる。
4. 科学的事象の記述に用いられる以下の表現を使って、簡潔で明確な英文を書くことができる。
(a) 態(能動態/受動態)の考え方を理解し、文脈に応じて正しい主語と適切な態で英文を書くことができる。
(b) 英語の時制について、書き手の意識を理解することができる。また、適切な時制を使って英文を書くことができる。
(c) 準動詞(不定詞/動名詞/分詞)の性質を理解し、英文の構成要素として正しく使うことができる。
(d) 関係詞の用法を理解し、理数系の文脈で正しく使うことができる。
(e) 無生物を主語とした英文や、英語の一般的な学習内容を超える冠詞や前置詞の用法を使って、理工系の文脈にふさわしい英文を書くことができる。
5. 高専(高校)低学年次に学習する理科と数学の内容について、簡潔で自然な英語を使って、口頭で内容を伝えることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 英文の語・句・節、および文構造とその構成要素を正しく判断し、理工系の文脈にあった、綴りや文法に誤りのない正確な英文を書くことができる。英文の語・句・節、および文構造とその構成要素を正しく判断し、理工系の文脈にあった、概ね正確な英文を書くことができる。英文の語・句・節、および文構造とその構成要素について正しい判断ができない。また、綴りや文法事項に誤りのない英文を書くことができない。
評価項目2 高専(高校)低学年次の理科と数学で扱われる内容の専門用語を正しく綴り発音することができる。数や単位、数式や公式など、科学的事象の記述に用いられる表現を自然な英語で音読できる。高専(高校)低学年次の理科と数学で扱われる内容の専門用語を概ね正しく綴り発音することができる。数や単位、数式や公式など、科学的事象の記述に用いられる表現を概ね自然な英語で音読できる。高専(高校)低学年次の理科と数学で扱われる内容の専門用語を正しく綴り発音することができない。数や単位、数式や公式など、科学的事象の記述に用いられる表現を自然な英語で音読できない。
評価項目3 科学的事象の記述に多用されるパラグラフの構造を正確に分析し、トピックを中心とする情報を正しく読み取ることができる。科学的事象の記述に多用されるパラグラフの構造を概ね正確に分析し、トピックを中心とする情報を読み取ることができる。科学的事象の記述に多用されるパラグラフの構造を分析することができず、トピックを中心とする情報を読み取ることができない。
評価項目4 科学的事象の記述に多用される表現を正しく使って、簡潔で明確な英文を書くことができる。科学的事象の記述に多用される表現を概ね正しく使って、簡潔で明確な英文を書くことができる。科学的事象の記述に多用される表現を正しく使うことができず、簡潔で明確な英文を書くことができない。
評価項目5 高専(高校)低学年次の物理、化学、数学等で既習の内容について、簡潔で自然な英語を使って口頭で内容を伝えることができる。高専(高校)低学年次の物理、化学、数学等で既習の内容について、簡潔で自然な英語を使って口頭で内容を概ね伝えることができる。高専(高校)低学年次の物理、化学、数学等で既習の内容について、英語を使って口頭で内容を伝えることができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-1 説明 閉じる
JABEE 1(2)(f) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
英文の構造を判断し、その意味を正確に把握するための基礎となる英文法を体系的に学習する。高専(高校)低学年次で既習の英文法を整理した上で、動詞の特性や用法、文構造等を中心に、英語運用能力をさらに発展させることを主たる目標とする。本授業を通して新たな科学的知見を得るのではなく、これまでに既習・既知の科学的事象を理工系の表現に富んだ英文を通して理解・確認することで、英語独特の表現に慣れると同時に、学習者が自身の興味関心について発信できる英語運用能力を獲得することを目標とする。
授業の進め方・方法:
講義と演習
授業は、事前の予習と事後の復習が十分になされていることを前提に進められる。
予習用の資料等をTEAMSで配信するので、授業前に必ず確認し、学習のポイントを理解してから教室での授業に臨むこと。積極的な質問や発言を歓迎する。
注意点:
・テキストは高専(高校)低学年次の物理、化学や数学等で既習の基礎的な科学事象について比較的平易な英文で丁寧に記述したものであり、各パートに含まれる語数も多くはない。パート毎に文法事項がピックアップされ丁寧に解説されているので、予習・復習用教材と併せて学習することでより理解が深まるであろう。専門用語がやや多く見えるが、習得すべき語ばかりである。十分に予習したうえで授業に臨み、疑問点はすぐに質問し、早めに復習して知識を定着させるという学習サイクルを早く身につけること。
・学修単位のため、60時間相当の授業外学習が必要である。
 授業外学習・事前:授業内容を予習する。
 授業外学習・事後:授業内容に関する復習をし、ワークブックの問題を解く。ワークブックは提出物として評価する。
・シラバス記載内容は、学生の理解度に応じて変更する場合がある。
・英語コミュニケーションIを履修しないと、後期開講の英語コミュニケーションIIを履修することはできないので注意すること。
・TOEICIPおよび指定されたTOEIC公開試験を受験すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
選択

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 Lesson 5 Waves
Part 1 Types of Waves
as if 〜を用いた仮定表現、動名詞の意味上の主語、受動態の進行形を運用することができる。
授業外学習・事前:授業で進むPartの新出単語の意味、本文の解釈、および練習問題の解答をノートに書くこと。
授業外学習・事後:授業内容を復習し、学習した文法事項などについてワークブックの練習問題を解答し、理解を確認すること。

2週 Lesson 5 Waves
Part 2 Properties of Waves
to不定詞の意味上の主語を含む英文を運用することができる。
授業外学習・事前:授業で進むPartの新出単語の意味、本文の解釈、および練習問題の解答をノートに書くこと。
授業外学習・事後:授業内容を復習し、学習した文法事項などについてワークブックの練習問題を解答し、理解を確認すること。
3週 Lesson 5 Waves
Part 3 Doppler Effect
比較を表す接続詞than、supposeの用法、複合形容詞を運用することができる。
授業外学習・事前:授業で進むPartの新出単語の意味、本文の解釈、および練習問題の解答をノートに書くこと。
授業外学習・事後:授業内容を復習し、学習した文法事項などについてワークブックの練習問題を解答し、理解を確認すること。
4週 Lesson 5 Waves
Part 4 Tlight Waves
〜 enough to doを運用することができる。
授業外学習・事前:授業で進むPartの新出単語の意味、本文の解釈、および練習問題の解答をノートに書くこと。
授業外学習・事後:授業内容を復習し、学習した文法事項などについてワークブックの練習問題を解答し、理解を確認すること。
5週 Lesson 6 Earthquake
Part 1 Measruement of Earthquakes
〜 as well、付帯状況を表すwith A …ing、部分否定not alwaysを運用することができる。
授業外学習・事前:授業で進むPartの新出単語の意味、本文の解釈、および練習問題の解答をノートに書くこと。
授業外学習・事後:授業内容を復習し、学習した文法事項などについてワークブックの練習問題を解答し、理解を確認すること。
6週 Lesson 6 Earthquake
Part 2 P waves and S-waves
as 〜 as +[数値]、range from A to Bなどの表現を運用することができる。
授業外学習・事前:授業で進むPartの新出単語の意味、本文の解釈、および練習問題の解答をノートに書くこと。
授業外学習・事後:授業内容を復習し、学習した文法事項などについてワークブックの練習問題を解答し、理解を確認すること。
7週 Lesson 6 Earthquake
Part 3 Earthquake Information
受動態の現在完了形、in or around 〜を運用することができる。
授業外学習・事前:授業で進むPartの新出単語の意味、本文の解釈、および練習問題の解答をノートに書くこと。
授業外学習・事後:授業内容を復習し、学習した文法事項などについてワークブックの練習問題を解答し、理解を確認すること。
8週 中間試験 1-7週の授業内容についての試験を行う。
4thQ
9週 Lesson 6 Earthquake
Part 4 The Ring of Fire
強調構文 it is A that〜を運用することができる。
10週 Lesson 7 Electromagnetism
Part 1 Magnetic Field
答案返却、試験の解説。
by means of 〜、everyとeachについて既習事項を復習し、運用することができる。
11週 Lesson 7 Electromagnetism
Part 2 Electromagnetic Induction
experience a forceなどの表現、範囲を表すwithinを運用することができる。
授業外学習・事前:授業で進むPartの新出単語の意味、本文の解釈、および練習問題の解答をノートに書くこと。
授業外学習・事後:授業内容を復習し、学習した文法事項などについてワークブックの練習問題を解答し、理解を確認すること。
12週 Lesson 7 Electromagnetism
Part 3 Electromagnetic Field
nor + V + S(倒置)、Once 〜、such that〜などの表現を運用することができる。
授業外学習・事前:授業で進むPartの新出単語の意味、本文の解釈、および練習問題の解答をノートに書くこと。
授業外学習・事後:授業内容を復習し、学習した文法事項などについてワークブックの練習問題を解答し、理解を確認すること。
13週 Lesson8 Cells and Reproduction
Part 1 Cells
Part 2 Living and Growth of Cells
関係副詞whereの先行詞省略、動詞(keepなど)+目的語+分詞を運用することができる。
授業外学習・事前:授業で進むPartの新出単語の意味、本文の解釈、および練習問題の解答をノートに書くこと。
授業外学習・事後:授業内容を復習し、学習した文法事項などについてワークブックの練習問題を解答し、理解を確認すること。
14週 Lesson8 Cells and Reproduction
Part 3 Asexual Reproduction
Part 4 Sexual Reproduction
再帰代名詞、in order for 〜 to ・・・などの表現を運用できる。
授業外学習・事前:授業で進むPartの新出単語の意味、本文の解釈、および練習問題の解答をノートに書くこと。
授業外学習・事後:授業内容を復習し、学習した文法事項などについてワークブックの練習問題を解答し、理解を確認すること。
15週 期末試験 1-14週の授業内容についての試験を行う。
16週 答案返却
試験解説、成績評価の確認、達成度調査および授業アンケートを行う。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題・提出物合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力80000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000