工学倫理

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 工学倫理
科目番号 0013 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 エコデザイン工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「技術者による実践的工学倫理 第4版」、プリント
担当教員 西島 健一

到達目標

1.工学倫理の論点と基礎知識が理解できる。
2.倫理規定と法規、製造物責任・内部告発が理解できる。
3.知的財産権の重要性と特許戦略が理解できる。
4.チームで仕事(TW)をするための能力を向上することができる。
 

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1  工学倫理の論点と基礎知識の理解  ・技術士倫理規定と公益確保の考え方  ・安全と安心、リスク管理の考え方など工学倫理の論点と基礎知識の基本的な用語を正しく理解し、詳しく説明できる。工学倫理の論点と基礎知識の基本的な用語を説明できる。工学倫理の論点と基礎知識の基本的な用語を説明できない。
評価項目2 倫理規定と法規、製造物責任・内部告発の意義と理解 倫理規定と法規、製造物責任・内部告発などの意義について基本的な内容を正しく理解し、応用問題を解決することができる。倫理規定と法規、製造物責任・内部告発などの意義について基本的な内容を理解し、基本的な問題を解決することができる。倫理規定と法規、製造物責任・内部告発の意義について基本的な用語を説明できない。
評価項目3 知的財産権の重要性と特許戦略の理解 知的財産権の重要性と特許戦略などの意義について基本的な内容を正しく理解し、応用問題を解決することができる。知的財産権の重要性と特許戦略について基本的な用語を説明できる。知的財産権の重要性と特許戦略について基本的な用語を説明できない。
評価項目4 チームで仕事(TW)をするための能力  ・身近な事故事例の検証における役割と実行能力チームで仕事(TW)をするための能力を正しく理解し、応用問題を解決することができる。チームで仕事(TW)をするための能力を向上できる。チームで仕事(TW)をするための能力を向上できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 C-2 説明 閉じる
JABEE 1(2)(b) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
学習目標(授業のねらい)
1) 地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養、および、技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者が社会に対して負っている責任に関する理解を深める。
2) 産業技術の歴史的発展の経過や災害事例(失敗事例)とそれらに対応してきた先人の知恵を学ぶことにより、工学倫理の思考と実践力を培い、技術士補としての自覚を促す。
3)「お客さまに喜ばれる」いいものを創りだし社会に貢献することが、プロのエンジニアの役割と考え、身近に遭遇する工学倫理的問題をチームで考えて仕事をすすめる能力を身につける。
授業の進め方・方法:
講義および課題に対するチーム作業をおこなう。また、課題に対し、発表形式を取り入れる。
注意点:
授業計画は,学生の理解度に応じて変更する場合がある。
外部(企業)からの講師を招き、講演会や発表会に参加・コメントいただく場合がある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 工学倫理の概要について把握する。
2週 事例の紹介 過去の事例を通じて、工学倫理について考える。
3週 分析(なぜなぜ分析) なぜなぜ分析について学ぶ。
4週 分析(SWOT分析)
SWOT分析について学ぶ。
5週 発表、レポートの説明
各チーム作業
チームごとに役割分担とテーマを決める。
6週 各チーム調査 チームごとにテーマに対し、調査に取り組む。
7週 各チーム調査と分析 チームごとにテーマに対し、調査と分析に取り組む。
8週 各チーム調査と分析 次週からの中間発表に備える。
2ndQ
9週 中間発表 他チームの発表に対してディスカッション、他チームの採点を行う。
10週 各チーム追加調査 中間発表結果を受けての追加調査・改善を行う。
11週 各チーム追加調査・まとめ 次週からの最終発表に備える。
12週 最終発表 他チームの発表に対してディスカッション、他チームの採点を行う。レポートを提出する。
13週 最終発表 他チームの発表に対してディスカッション、他チームの採点を行う。レポートを提出する。
14週 レポート返却
テスト前整理
レポート結果を確認し、テストに備える。
15週 テスト 内容の理解度を測るために、テストを実施する。
16週 テストの返却と解説 テスト結果を確認し、復習できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験グループワーク(発表)レポート態度合計
総合評価割合5030200100
基礎的能力00000
専門的能力00000
分野横断的能力5030200100