生産加工学

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 生産加工学
科目番号 0033 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 エコデザイン工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 生産加工学に関するプリント
担当教員 高橋 勝彦,井上 誠

到達目標

鉄鋼材料および非鉄金属材料(アルミニウム、マグネシウム)の鋳造、塑性加工等の生産加工学を製造法および特性と関連づけを習得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1金属材料の加工方法の原理を理解でき,具体例を用いて報告書を作成できる金属材料の加工方法の原理を理解できる金属材料の加工方法の原理を理解できない
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-6 説明 閉じる
JABEE 1(2)(d)(1) 説明 閉じる
JABEE 1(2)(e) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
鉄鋼材料および非鉄金属材料(アルミニウム、マグネシウム)の鋳造、塑性加工等の生産加工学を製造法および特性と関連づけながら学習する。この科目は企業で素材の製造・加工を担当していた教員が、その経験を活かし、鋳造や塑性加工などについて講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
前半はゼミ方式,後半は講義形式による授業で進める。レポートあるいは試験により評価する
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
2週 金属・鉄鋼生産(1) 主に鉄鋼における生産システムが説明できる
3週 金属・鉄鋼生産(2) 鉄鋼を含む金属材料における各生産方法の概要が説明できる
4週 金属・鉄鋼生産(3) 鉄鋼を含む金属材料における各生産方法の概要が説明できる
5週 金属・鉄鋼生産(4) 鉄鋼を含む金属材料における各生産方法の詳細が説明できる
6週 金属・鉄鋼生産(5) 鉄鋼を含む金属材料における各生産方法の詳細が説明できる
7週 金属・鉄鋼生産(6) 鉄鋼を含む金属材料における各生産方法の詳細が説明できる
8週 アルミニウム(1) アルミニウムの製造について説明で説明できる
2ndQ
9週 アルミニウム(2) アルミニウムの特性について説明で説明できる
10週 アルミニウム(3) 展伸用アルミニウムの加工について説明で説明できる
11週 アルミニウム(4) 鋳造用アルミニウムの加工について説明で説明できる
12週 マグネシウム(1) マグネシウムの製造について説明で説明できる
13週 マグネシウム(2) マグネシウムの特性について説明で説明できる
14週 マグネシウム(3) マグネシウムの加工について説明で説明できる
15週 期末試験
レポート提出
16週 答案返却 授業評価アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野工作塑性加工の各加工法の特徴を説明できる。3
降伏、加工硬化、降伏条件式、相当応力、及び体積一定則の塑性力学の基本概念が説明できる。3
材料塑性変形の起り方を説明できる。3
加工硬化と再結晶がどのような現象であるか説明できる。3
材料系分野材料組織弾性変形の変形様式の特徴、フックの法則について説明できる。3
塑性変形におけるすべり変形と双晶変形の特徴について説明できる。3
刃状転位とらせん転位ならびに塑性変形における転位の働きを説明できる。3
降伏現象ならびに応力-歪み曲線から降伏点を求めることができる。3
加工硬化、固溶硬化、析出硬化、分散硬化の原理を説明できる。3
回復機構および回復に伴う諸特性の変化を説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度課題その他合計
総合評価割合5010003010100
基礎的能力250000025
専門的能力251000301075
分野横断的能力0000000