到達目標
1)卒研の要旨集の和文原稿を元に、英語論文のそれぞれの構成要素に求められる内容を、パラグラフライティングのルールに則った英文を作成する。
2)和文要旨と英語論文パラグラフの構成の違いを理解し、英語のパラグラフに再構成した英文を書くことが出来る。
3)論文の表現を、口頭発表用の英語に変換し、スライドやポスターなどの視覚補助媒体を使ったわかりやすいプレゼンテーションができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1
英語論文の形式 | 指定の論文様式に則って論文を書くことができる。 | ほぼ指定の論文様式に則って論文を書くことができる。 | 指定の論文様式に従った論文を書くことができない。 |
評価項目2
英語論文の構成要素にふさわしいパラグラフライティングができる | 英語論文の構成要素にふさわしいパラグラフライティングができる | ほぼ英語論文の構成要素にふさわしいパラグラフライティングができる。 | 英語論文の構成要素にふさわしいパラグラフライティングができない。 |
評価項目3
スライドやポスターを使って口頭発表にふさわしい表現ができる。 | スライドやポスターを使って、口頭発表にふさわしい表現を使いこなすことができる。 | スライドやポスターを使って、口頭発表にふさわしい表現をほぼ使いこなすことができる。 | スライドやポスターを使って口頭発表にふさわしい表現ができない。 |
評価項目4
他の参加者の論文、プレゼンを評価できる。
| 他の参加者の論文、プレゼンを批評的・分析的に評価できる。
| 他の参加者の論文、プレゼンを批評的あるいは分析的に評価できる。
| 他の参加者の論文、プレゼンを批評的・分析的に評価できるない。
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学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
A4版で2ページの英語論文を執筆します。和文の段落と英文パラグラフは、伝える内容が同じでも、書き方の「作法」が違います。まず、英語論文の作法に慣れ、英語論文の構成要素ごとに英文を仕上げていきます。「動作」や実験装置の「描写」がメインで比較的書きやすいexperimentから始め、次に、実験結果を書きます。実験装置や試験片などの寸法や速度、温度、密度、速度など多くの数字や単位を伴う表現の他、増減、変化などの表現を学びます。実験のように事実の記述とは異なり、introductionとabstractは構成を考えて表現する必要があり、最初から書くと難しいので、最後に回し、実験の目的や研究の位置づけがずれないように再確認しながら書きます。
さらに、堅い表現の論文を、口頭発表用の原稿に書き換え、スライドを使ったプレゼンと、スライドよりもさらに一覧性の高いポスターにまとめたプレゼンを行い、最後に、peer reviewを行います。
授業の進め方・方法:
論文構成要素の書き方の説明の後、和文和訳→英文作成→パラグラフライティングのルールに則り推敲→提出→教員による添削→修正→再度提出のサイクルを繰り返し、完成させる。
注意点:
各回の課題は、件名と学籍番号を明記の上、締め切りを守って、メール添付して下さい。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
オリエンテーション |
英語論文の構成要素を指摘できる。
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2週 |
Experience 1 |
実験手順をパラグラフライティングのルールに則り、人を主語にした英文で表現でした後、end focusに留意し適切な態で書き換えることができる。
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3週 |
Experience 2 |
必要な手順を抽出し、3Cで表現できる。
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4週 |
Result 2
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実験結果を表す図表やグラフを英語で表現できる。データを英語で表現できる。
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5週 |
Result 1 |
パラグラフライティングのルールに則り実験データを正しく英語で表現できる。
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6週 |
Conclusion |
結論やdiscussionを3Cで表現できる。
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7週 |
Introduction 1 |
パラグラフライティングのルールに則り、研究の位置づけを3Cで表現できる。
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8週 |
Introduction 2 |
パラグラフライティングのルールに則り、先行研究と研究の目的を3Cで表現できる。
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4thQ |
9週 |
Abstract, key words and Title |
論文の内容を適切に表すAbstract, key words and Titleが書ける。
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10週 |
Presentation 1 |
書き言葉で書かれた論文の内容を、口頭発表用の原稿に変換できる。
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11週 |
Presentation 2 |
1スライド1トピックとなるよう、スライドを調整し、audienceにわかりやすい英語で説明できる。
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12週 |
Presentation |
15分間でスライドを使って口頭発表できる。
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13週 |
Poster session |
スライドの内容の一覧性を高めたポスターを使って口頭発表できる。
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14週 |
Peer evaluation |
他の受講生のプレゼンテーションを評価できる。
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15週 |
論文、スライド、ポスターの総仕上げ |
評価に基づき、作品を改訂する。
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16週 |
講評、アンケート |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 10 | 10 | 0 | 80 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 10 | 10 | 0 | 80 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |