材料工学特論

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 材料工学特論
科目番号 0094 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 エコデザイン工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 坂本 佳紀

到達目標

・欠陥と材料の性質について関連づけて説明できる
・状態図と組織の関係について説明できる
・電子顕微鏡の観察原理や測定原理について説明できる
・機械材料に求められる性質を説明できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1欠陥と材料の性質について関連づけて詳細にに説明できる欠陥と材料の性質について関連づけて説明できる欠陥と材料の性質について関連づけて説明できない
評価項目2状態図と組織の関係について詳細に説明できる状態図と組織の関係について説明できる状態図と組織の関係について説明できない
評価項目3電子顕微鏡の観察原理や測定原理について詳細に説明ができる電子顕微鏡の観察原理や測定原理について説明できる電子顕微鏡の観察原理や測定原理について説明できない
評価項目4機械材料に求められる性質を詳細に説明できる機械材料に求められる性質を説明できる機械材料に求められる性質を説明できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
材料工学特論では、物質を材料として活用するために、物理,化学的な性質や概念と、精製、加工、組織制御などと性質を関連づけることを目的としている。
授業の進め方・方法:
講義
注意点:
・レポート等は,すべての課題についての提出が必要です、やむを得ない事情の場合を除き、提出期限を守らなかった場合などは、単位を認定しません。
・学生の理解度に応じて変更する場合があります。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 材料の特性 材料の特性に関する概論
2週 求められる材料特性 今後求められている材料の特性にして説明する。
3週 固体の結合 脆性と延性 原子の結合の種類とぜい性や延性といった材料の性質の関連について説明する.
4週 固体中の不完全性(1)格子欠陥の種類と性質 格子欠陥の種類とそれが及ぼす性質、(拡散や強度)への影響について説明する。
5週 固体中の不完全性(2)転位
6週 固体中の不完全性(3)転位と強化機構
7週 中間試験
8週 状態図と組織(1) 状態図とそれから生成される材料組織とそこからあらわれる性質にの関係性について説明する。
2ndQ
9週 状態図と組織(2)
10週 状態図と組織(3) ゾーンメールとや析出硬化などを例題に状態図の利用について説明する.
11週 状態図と組織(4)
12週 材料の毒性 材料を使うものとして知っておくべきで負の面について説明する.
13週 電子顕微鏡 材料の結晶構造や組織観察に用いられるのX線や電子線による分析について、分析原理や、観察、測定できるものについて説明する。
14週 期末試験
15週 電子顕微鏡(2)
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野力学荷重が作用した時の材料の変形を説明できる。4
断面が変化する棒について、応力と伸びを計算できる。4
材料機械材料に求められる性質を説明できる。4前15
金属材料、非金属材料、複合材料、機能性材料の性質と用途を説明できる。4
金属と合金の状態変化および凝固過程を説明できる。4
合金の状態図の見方を説明できる。4
塑性変形の起り方を説明できる。4
加工硬化と再結晶がどのような現象であるか説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力300000030
専門的能力700000070
分野横断的能力0000000