エコマテリアル特論

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 エコマテリアル特論
科目番号 0114 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 エコデザイン工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 【教科書】教科書は用いず,配布資料等を用いる /【関連図書】 エコマテリアル学:基礎と応用(未踏科学技術協会編・日科技連)
担当教員 袋布 昌幹

到達目標

現代を支える代表的な新素材を例に、その機能と合成方法、材料開発等による環境を通した現代社会への波及効果について説明できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
地球環境に調和した材料,およびそ設計概念である「エコマテリアル」について,最先端の材料の社会での利活用を踏まえて理解・説明できること。
授業の進め方・方法:
講義(基本担当教員だが,外部ゲストを入れる可能性有り)
注意点:
講義は板書を中心として行うので,ノートの書き取り量が多くなる。
単なる板書の写生ではなく,構造的にノートをまとめながら,自らのバックグラウンドとエコマテリアルの関係を実例を交えて理解できるように工夫することを望む。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス エコマテリアルの定義(17この定義)を概説し,今後の授業の方針を説明する
2週 地球環境システムの復習 地球環境システムの中での資源,材料,エミッションの移動について過去の授業を踏まえて確認する
3週 環境負荷の定量法 資源生産性,関与物質総量等の地球環境負荷の定量法を確認する
4週 リサイクル,LCAとエクセルギー エクセルギーの概念を復習し,LCAやリサイクルの妥当性をエクセルギーを用いて評価する
5週 エコマテリアルの定義(1) エコマテリアルの定義17つについて,なぜそれが環境調和となるのか,事例を交えて説明する
6週 エコマテリアルの定義(2) エコマテリアルの定義17つについて,なぜそれが環境調和となるのか,事例を交えて説明する
7週 種々の材料のエコマテリアル化戦略(1) 金属材料のエコマテリアル化についてその戦略を説明する
8週 種々の材料のエコマテリアル化戦略(2) 無機材料のエコマテリアル化についてその戦略を説明する
4thQ
9週 種々の材料のエコマテリアル化戦略(3) 建設・構造材料のエコマテリアル化についてその戦略を説明する
10週 最先端のエコマテリアルの動向(1) 学生諸君の特別研究,関心事項をベースにして,調査を行ったエコマテリアルの内容を元に,最先端の開発動向等を学ぶ
11週 最先端のエコマテリアルの動向(2) 同上
12週 最先端のエコマテリアルの動向(3) 同上
13週 最先端のエコマテリアルの動向(4) 同上
14週 最先端のエコマテリアルの動向(5) 国内外の最先端のエコマテリアルの動向に関して,外部講師によるレクチャーを行う
15週 授業のまとめ 本講義の内容を振り返る
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学材料系分野環境エネルギー資源問題について説明できる。4
廃棄物処理問題について説明できる。4
化学・生物系分野無機化学セラミックス(ガラス、半導体等)、金属材料、炭素材料、半導体材料、複合材料等から、生活及び産業を支えるいくつかの重要な無機材料の用途・製法・構造等について理解している。4
現代を支える代表的な新素材を例に、その機能と合成方法、材料開発による環境や生命(医療)等、現代社会への波及効果について説明できる。4
分析化学いくつかの代表的な陽イオンや陰イオンの定性分析のための化学反応について理解できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000