Course Objectives
1.脳波について理解し,説明することができる.
2.脳波測定に必要な計装増幅器,アナログフィルタの原理を理解し,設計することができる.
3.基本的なディジタル信号処理を理解し,実際に応用することができる.
Rubric
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 脳波に関する基本的な事柄や応用事例を説明できる. | 脳波に関する基本的な事柄を説明できる. | 脳波に関する基本的な事柄を説明できない. |
評価項目2 | 計装増幅器,アナログフィルタの原理を理解し,制作し理論値と実験値の対比ができる. | 計装増幅器,アナログフィルタの原理を理解し説明できる. | 計装増幅器,アナログフィルタの原理が理解できない. |
評価項目3 | 基本的なディジタル信号処理を理解し,実際に応用することができる. | 基本的なディジタル信号処理を理解し,説明できる. | 基本的なディジタル信号処理を理解できない. |
Assigned Department Objectives
Teaching Method
Outline:
生体情報工学は生体情報の計測,処理,制御について研究する分野で,そこで得られた結果を工学的あるいは医学的に応用することを目的としている.本講義では,脳波の計測にかかる知見を学習し,実際に増幅器,アナログフィルタを製作し,信号をA/D変換によりPCに取り込み,ディジタルフィルタ処理,加算平均等を行う.さらに計測された脳波によりブレインインタフェースへの応用を考察する.
Style:
教員単独による講義を実施する
Notice:
生体計測は生体,ハードウェア,ソフトウェア等の複合分野の知識を必要とする.データ取得・解析には,これまで学習した知識を統合し,それらの関わりを考察しながら進めてほしい.
受講者数にもよるが,グループ毎に一つのシステムを構築する.グループ内で綿密な話し合いを行い,各人が担当部分を全うすること.
制作には時間を要するが,授業時間外にも制作・実験等を行うことが必要である.
Course Plan
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Theme |
Goals |
1st Semester |
1st Quarter |
1st |
ガイダンス
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(1)生体情報工学とは (2)本講義の内容について
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2nd |
脳波について |
脳波及びその測定方法を説明することができる.
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3rd |
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脳波の利用について,最近の動向を説明することができる.
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4th |
脳波計測について |
脳波計測に関する注意点を理解し,計装増幅器の原理を説明することができる.
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5th |
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アナログフィルタ回路を設計することができる.
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6th |
データ解析について |
A/D変換について説明することができる.
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7th |
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FIRフィルタ,FFT,加算平均等について説明することができる.
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8th |
脳波測定システム制作 |
グループ内で,システム制作の計画立案に参加し,討論することができる.
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2nd Quarter |
9th |
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グループ内での各自の役割を理解し,責任をもって作業を行うことができる.
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10th |
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グループ内での各自の役割を理解し,責任をもって作業を行うことができる.
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11th |
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グループ内での各自の役割を理解し,責任をもって作業を行うことができる.
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12th |
データ取得実験 |
実際に脳波を測定することができる.あるいは測定が困難な場合,その原因について考察することができる.
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13th |
データ解析 |
データを適切に解析し,結果が意味することを考察することができる.
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14th |
成果発表 |
各自の成果をまとめ,発表できる. 他者の成果について,議論できる.
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15th |
期末試験 |
第1週~14週の内容の理解度を測るために,試験を実施する.
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16th |
答案返却,解説,授業評価アンケート |
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Evaluation Method and Weight (%)
| 試験 | 課題 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | Total |
Subtotal | 40 | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 |
専門的能力 | 30 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 80 |
分野横断的能力 | 0 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 |