企業論特論

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 企業論特論
科目番号 0012 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 国際ビジネス学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教員が適宜レジュメ配布 / 【参考図書】三戸浩ほか著(2018)『企業論第4版』有斐閣アルマ.
担当教員 田嶋 雄太

到達目標

企業経営の仕組み、株式会社の特徴と構造、コーポレートガバナンスなどについて、理解を深める。
身近な企業の事例を研究し、現代の企業経営の問題点や改善策について自らの意見を持てるようになる。
企業が属する様々な業界についての基本的知識を獲得し、そのビジネスモデルの異同を説明できるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1企業経営の仕組み、株式会社の特徴や構造、コーポレートガバナンスなどについて、幅広く説明できる。企業経営の仕組み、株式会社の特徴や構造、コーポレートガバナンスなどについて、その一部を説明できる。企業経営の仕組み、株式会社の特徴や構造、コーポレートガバナンスなどについて、説明できない。
評価項目2身近な企業の事例について、その問題点や改善策に対する自分の見解を十分に述べられる。身近な企業の事例について、その問題点や改善策に対する自分の見解を不十分ながらも述べられる。身近な企業の事例について、その問題点や改善策に対する自分の見解を述べられない。
評価項目3企業が属する様々な業界についての基本的知識を獲得し、そのビジネスモデルの異同を正確に説明できるようになる。企業が属する様々な業界についての基本的知識を獲得し、そのビジネスモデルの異同を不十分ながらも自らの言葉で説明できるようになる。企業が属する様々な業界についての基本的知識を獲得し、そのビジネスモデルの異同を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本講の目的は、資本主義経済社会を構成する器官としての「企業」を、様々な側面から理解することにある。
具体的には、企業の基本概念と諸形態、企業経営の仕組み、株式会社の特徴、日本的企業経営、コーポレートガバナンスなどについて幅広く考察する。さらに、昨今取沙汰されている実際の企業問題のケーススタディを通じて、「何が問題とされているのか」「問題解決のためにどのようなアクションを起こすべきか」といった点に関して独自の視座を持てるようになることを狙いとする。
なお、この科目は、民間企業で実務経験があり、様々な業界の企業と関わっていた教員が、その経験を活かし、実態に即した企業経営・組織運営の特徴や仕組みについて、講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
基本的には講義形式で行うが、ケーススタディや課題発表などのアクティブラーニングも一部実施する。
また、定期的に授業内容に関するレポートを課す。本レポートと授業中のディスカッションの参加態度で総合的に評価を行う。
注意点:
 本科目は学修単位のため、60時間相当の授業外学習が必要である。
 授業外学習・事前:授業内容を予習しておく。
 授業外学習・事後:授業内容を復習し、適宜レポート課題を提出する。
 なお、JABEEの評価基準を満たすには、60点以上の評定が必要である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス/企業とは 本講義の目的と概要について理解できる。
企業とはどんな存在かについて、6つの企業観をもとに理解できる。
※事前・事後学習が必要である。
2週 株式会社について 株式会社の特徴や構造について、理解できる。
※事前・事後学習が必要である。
3週 「家」としての企業 日本的経営の特徴について、理解できる。
※事前・事後学習が必要である。
4週 「社会的器官」としての企業 地域やコミュニティとの協働、コーポレートガバナンスについて理解できる。
※事前・事後学習が必要である。
5週 レポートフィードバック・ディスカッション 各自のレポート内容をシェアし、受講者同士で意見を交わしディスカッションを行うことで、様々な異見、考え方があることを理解する。
※事前・事後学習が必要である。
6週 業界研究(1) 受講者から集約した希望を元に抽出した特的の業界の構造やビジネスモデルについて、理解できる。
※事前・事後学習が必要である。
7週 業界研究(2) 受講者から集約した希望を元に抽出した特的の業界の構造やビジネスモデルについて、理解できる。
※事前・事後学習が必要である。
8週 業界研究(3) 受講者から集約した希望を元に抽出した特的の業界の構造やビジネスモデルについて、理解できる。
※事前・事後学習が必要である。
4thQ
9週 レポートフィードバック・ディスカッション 各自のレポート内容をシェアし、受講者同士で意見を交わしディスカッションを行うことで、様々な異見、考え方があることを理解する。
※事前・事後学習が必要である。
10週 企業研究(1) 受講者各自で選定した企業について研究し、独自の考察を含め発表する。
※事前・事後学習が必要である。
11週 企業研究(2) 受講者各自で選定した企業について研究し、独自の考察を含め発表する。
※事前・事後学習が必要である。
12週 企業研究(3) 受講者各自で選定した企業について研究し、独自の考察を含め発表する。
※事前・事後学習が必要である。
13週 外部講師による講演(1) 実際の企業人事の方からの講演を聴き、これまで学んできた内容の総括を行うとともに、企業経営に関する独自の問題意識を持つ。
※事前・事後学習が必要である。
14週 外部講師による講演(2) 実際の企業人事の方からの講演を聴き、これまで学んできた内容の総括を行うとともに、企業経営に関する独自の問題意識を持つ。
※事前・事後学習が必要である。
15週 期末試験 第9~14回の学習内容をレポート提出により評価する。
16週 成績確認 成績確認と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート発表ディスカッションポートフォリオその他合計
総合評価割合050302000100
基礎的能力0201050035
専門的能力0201050035
分野横断的能力01010100030