環日本海ビジネス演習

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 環日本海ビジネス演習
科目番号 0017 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 国際ビジネス学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 配布する資料
担当教員 海老原 毅,岡本 勝規,清 剛治

到達目標

1.日本の製造業企業の中国ビジネスについて、経緯と具体的な現状、課題を理解・考察できる。
2.日本企業の東アジアビジネスについて、経緯と現状を踏まえたビジネス案件を作成できる。
3.日本のリサイクル産業のロシアビジネスについて、経緯と現状を理解し、課題や社会的位置づけを考察できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日本の製造業企業の中国ビジネスについて、経緯と具体的な現状、課題を十分に理解・考察できる。日本の製造業企業の中国ビジネスについて、経緯と具体的な現状、課題を理解・考察できる。日本の製造業企業の中国ビジネスについて、経緯と具体的な現状、課題を理解・考察できない。
評価項目2日本企業の東アジアビジネスについて、経緯と現状を踏まえたビジネス案件を十分に作成できる。日本企業の東アジアビジネスについて、経緯と現状を踏まえたビジネス案件を作成できる。日本企業の東アジアビジネスについて、経緯と現状を踏まえたビジネス案件を作成できない。
評価項目3日本のリサイクル産業のロシアビジネスについて、経緯と現状、課題と位置づけを理解・考察できる。日本のリサイクル産業のロシアビジネスについて、経緯と現状、課題と位置づけを理解できる。日本のリサイクル産業のロシアビジネスについて、経緯と現状、課題と位置づけを理解できない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー C-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
環日本海ビジネスの実情を実務面も含めて理解し、考察することを目標とする。これを通じて、環日本海ビジネスへの適応力を養う。
※実務との関係
全15週のうち、第5週の授業は製造業企業における中国ビジネスの実務者が講演を行い、第14週においてはは、ロシアビジネスに係わるリサイクル事業者への聞き取り調査を行う予定である。
授業の進め方・方法:
本科目では、3つのテーマを取り上げる。第1のテーマは日本の製造業企業の中国ビジネスである。該当する企業を1社選定して、関連知識・情報の説明、事前学習を行った上で、実務者による講演及び質疑応答、関連施設見学を通し、特徴と課題の分析・考察を行う。第2のテーマは日本企業の東アジアビジネスである。投資案件作成に用いる枠組みや情報収集の方法を学んだ後、様々な事例の学習を通して実例に触れた後、当該地域での投資案件を独自に作成する演習を行う。第3のテーマはリサイクル産業におけるロシアビジネスである。ロシア向け中古車及び中古自動車部品輸出に注目し、それらの事業が生まれた経緯や現状を理解すると共に、その収益構造や社会関係資本との関連性を分析、考察する。また、事業者を訪ね聞き取り調査も行う。
注意点:
本科目は、外部講師の講演や施設見学など、通常の座学とは異なる要素をもつため、受講生の積極的な姿勢が特に不可欠である。受講生は、欠席や消極的な態度に対して厳しい評価が下される点を十分に理解したうえで受講すること。なお、授業計画については、協力企業等の都合により変更になることがある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
製造業企業の中国ビジネス(1)
シラバスを通して、本科目の概要を理解する。日本の製造業企業の中国ビジネスに関する概要を理解できる。
2週 製造業企業の中国ビジネス(2) 日本の製造業企業の中国ビジネスについて、関連文献を読み報告できる。
3週 製造業企業の中国ビジネス(3) 日本の製造業企業の中国ビジネスについて、富山県内企業の現状を理解できる。
4週 製造業企業の中国ビジネス(4) 日本の製造業企業の中国ビジネスについて、実務家の報告やビジネス現場から要点を理解できる。
5週 製造業企業の中国ビジネス(5) 日本の製造業企業の中国ビジネスについて、対象企業の事例について報告できる。
6週 リサイクル産業のロシアビジネス(1) ビジネス発生の背景が理解できる。
7週 リサイクル産業のロシアビジネス(2) ビジネスの収益構造と社会関係資本との関係が理解できる。
8週 リサイクル産業のロシアビジネス(3)    ビジネスの収益構造における変化とその要因を理解できる。
4thQ
9週 リサイクル産業のロシアビジネス(4) ロシアビジネスに係わる事業社への聞き取りを通じて、現在の課題や収益構造などを具体的に理解できる。
10週 リサイクル産業のロシアビジネス (5)
日本のリサイクル産業のロシアビジネスについて、収益構造や社会関係資本のと関連を取りまとめて報告できる。
11週 日本企業の東アジアビジネス(1) 日本企業の東アジアビジネスに関する案件作成の方法について理解できる。
12週 日本企業の東アジアビジネス(2) 日本企業の東アジアビジネスについて、様々な事例を理解・説明できる。
13週 日本企業の東アジアビジネス(3) 東アジアビジネスの案件作成に関する情報を収集することができる。
14週 日本企業の東アジアビジネス(4) 東アジアビジネスの案件作成に関する情報を収集することができる。
15週 日本企業の東アジアビジネス(5) 東アジアビジネスの案件について、作成した内容を説明することができる。
16週 レポート返却、授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合030010060100
基礎的能力0000000
専門的能力030010060100
分野横断的能力0000000